2021年08月26日
発行元:(株)資生堂
経営・業績
「bareMinerals」「BUXOM」および「Laura Mercier」の譲渡に関するお知らせ
当社は、2021年8月26日(米国時間8月25 日)、アメリカ地域本社であり当社連結子会社であるShiseido Americas Corporation(本社所在地: 米国、デラウェア州、以下、「SAC」)を通じ、プレステージメイクアップブランド「bareMinerals」、「BUXOM」、「Laura Mercier」の3ブランドに関して、プライベートエクイティファンドAdvent International Corporation(本社所在地: 米国、マサチューセッツ州、以下、「Advent」)が出資する法人に関連資産(SACの子会社株式を含む)を譲渡(以下、「本件譲渡」)することについて契約(以下、本件契約)を締結しましたので、お知らせいたします。
なお、フランスでの上記ブランドに関わる事業および従業員のAdventへの移管に関する決定は、同国労働法に基づき、従業員代表への情報提供および協議プロセスの完了後に行われます。
資生堂グループは中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」のもと、スキンビューティー領域をコア事業とするなど事業構造を転換しながら、抜本的な経営改革を実行し、2030年までにこの領域における世界No.1の企業になることを目指しています。新型コロナウイルス感染症の影響など外部環境が急激に変化する中、2021年~2023年の3年間は、収益性とキャッシュ・フローを重視し、“スキンビューティーカンパニー”としての基盤を盤石にするための取り組みを推進しています。
本戦略を推進し、ブランドの優先順位付け、ポートフォリオの最適化、および競争優位性の強化を行う中で、2010年に買収した「bareMinerals」、「BUXOM」、2016年に買収した「Laura Mercier」のメイクアップ3ブランドについては、従業員の雇用を優先事項としながら、外部への事業譲渡を選択することとしました。
そして、複数の候補企業について検討を進めた結果、1984年に設立され、消費財メーカーへのグローバルでの投資実績のある大手プライベートエクイティファンドAdventグループは、これら3ブランドへのマーケティング投資を強化でき、かつ事業拡大への高い専門性を活かして、グローバルな成長を実現できると判断し、今回の譲渡に合意いたしました。
当社は、本件譲渡により取得する資金を、スキンビューティー領域などの最重要ブランドの育成・買収、デジタルトランスフォーメーション、生産体制・イノベーション強化等に向けた投資に充当することでWith コロナ・After コロナの経営基盤を強固なものとしながら、2023年の完全復活に向けた成長を実現し、「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指します。
本件譲渡の概要
本件は、3ブランドに関連する資産(SACの100%子会社で、「bareMinerals」の日本での運営会社であるベアエッセンシャル株式会社(以下、ベア日本)の全株式を含む。以下、本件関連資産)を譲渡する方法で、全ての関連事業をAdventに譲渡するものです。
なお、フランスにおける本件譲渡については、同国の労働法に基づき、従業員代表への情報提供および協議を経た上で決定します。
詳細については、PDFを参照ください。
※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。