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2021年08月05日

発行元:(株)資生堂

経営・業績

資生堂中国、新興企業に投資する「資悦ファンド」を設立

~イノベーションを創出し、中国での成長加速を多面的に実現~

資生堂は、中国投資会社博裕資本(英語名:Boyu Capital、以下Boyu社)と資生堂(中国)投資有限公司(以下 資生堂中国)を通じて、投資ファンド「資悦ファンド(英語名:Shiseido Beauty Innovations Fund)」を設立することに基本合意しました。

「資悦ファンド」は、Boyu社がジェネラル・パートナー(General Partner、GP)※1、資生堂が単独のリミテッドパートナー(Limited Partner、LP)※2となり設立するファンドです。グローバルで展開するビューティーカンパニー※3が、単独のLPとなるファンドは中国本土で初めてとなります。運用はBoyu社と当社が共同で行い、現地での必要手続き完了後本年度中の運用開始を予定しています。「資悦ファンド」は現地の化粧品や健康に関する新興ブランドや、Eコマース市場のサービスやお客さま体験を提供する技術・ノウハウを持つ企業へ投資を行います。
※1 ジェネラル・パートナー:ファンドの運用者
※2 リミテッドパートナー:資金出資者
※3 WWD The 2020 Beauty Top 100 Ranking上位の化粧品会社

1981年に北京市内のホテルなどでの輸入品販売からスタートした資生堂の中国事業は、日本発のプレステージ化粧品事業の強化を基本戦略としつつ、中国国内でも化粧品の研究開発から生産・販売までを行う第二の本社として組織を拡充し、その力強い成長はグループ全体の成長を牽引しています。本ファンドを通じて資生堂の研究開発力や知見と新興ブランドが持つ新たな価値を融合させ、中国でのビジネスポートフォリオをさらに拡充することで多様化する消費者のニーズに対応し、中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」の一つの柱である中国での成長強化を着実に実行していきます。

中国のビューティー業界では、現在スタートアップ企業やブランドが多く生まれています。資生堂は2019年に、既存事業のイノベーションと新規事業開発の推進拠点として「中国事業創新投資室(China Business Innovation & Investment Office、以下CBI)」を上海に設置しました。資生堂中国は、CBIを中心にBoyu社とともに、今後投資ターゲットの評価と選定を進めて行きます。


<Boyu社について>
2011年設立、急成長をとげる事業に投資する大手投資会社。香港、上海、北京およびシンガポールに拠点を持つ。経験豊富な投資家と事業家のチームで構成され、主要なスタートアップや企業に成長資本と戦略的サポートを長期的に提供し、メディア、テクノロジー、消費財、小売り、金融、ヘルスケアなどのポートフォリオを持つ。

・社名:博裕資本(英語名:Boyu Capital)
・設立:2011年
・主な事業内容:資産の受託運用・管理
・所在地:(上海オフィス)上海市静安区

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。