2019年10月03日
発行元:(株)資生堂
研究・サプライネットワーク
国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)ミラノ中間大会2019で「最優秀賞」を受賞
2019年9月30日(月)~10月2日(水)にイタリアミラノで開催された化粧品技術を競う世界最大の研究発表会「国際化粧品技術者会連盟ミラノ中間大会2019」(IFSCC※ Conference 2019)で、資生堂アドバンストリサーチセンター 髙垣知輝(たかがきかずき)研究員が口頭発表部門の「最優秀賞」を受賞しました。全約380件の研究報告(口頭発表60件、ポスター発表320件)のうち、髙垣研究員の研究発表「ホリスティックビューティ -毛細血管の3次元的可視化とその老化における皮膚物性への関与-」が選ばれました。
今回の受賞は、隔年開催の「IFSCC Congress」とその間の年に開催される「IFSCC Conference」を含めると通算27回目(うち最優秀賞は23回)となり、世界の化粧品メーカーの中で他社の追随を許さない最多の受賞回数となります。
資生堂は、2019年4月に新研究開発拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター」を本格稼働させました。今後もグローバルレベルで高く評価される研究開発力を強みとし革新的な価値を作り続けていきます。
※IFSCC: The International Federation of Societies of Cosmetic Chemists
世界中の化粧品技術者が集い、より高機能で安全な化粧品技術の開発に向けて取り組む国際機関
口頭発表部門「最優秀賞」
受賞研究名 : ホリスティックビューティ -毛細血管の3次元的可視化とその老化における皮膚物性への関与-
受賞者 : 資生堂 アドバンストリサーチセンター 髙垣知輝(たかがきかずき)研究員
研究概要 :
資生堂はこれまで、加齢や紫外線によって皮膚中の毛細血管がダメージを受け、減少することを報告してきましたが、毛細血管の皮膚物性への関与は未解明でした。皮膚中の構造を3次元に観察する技術開発を通じ、皮膚中の毛細血管を健康に保つことが皮膚弾力の維持につながることを見出しました。これを活用することで、シワやたるみなど、皮膚弾力の低下によって生じる肌悩みを防ぐことができると期待されます。本知見を基に新たなスキンケア製品への応用を目指します。
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