2019年04月02日
発行元:(株)資生堂
経営・業績
研究・サプライネットワーク
新研究開発拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター」本格稼働
~更なる成長に向けた新しい研究開発の実現へ~
資生堂は、新研究開発拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター(以下GIC・呼称「S/PARK エスパーク」)」を横浜みなとみらい21地区で4月から本格稼働します。都市型オープンラボとして、お客さまと研究員の交流やお取引先さまや国内外の外部研究機関とのコラボレーションを行います。また、新オフィス設計や優れた研究設備で柔軟で多様な働き方を生み、研究員の自由で新しい発想を促します。これらの取り組みにより「多様な知と人の融合」を実現しこれまでにない価値を生み出します。2019年4月13日(土)には1階と2階のコミュニケーションエリアをオープンし、お客さまとの交流を深めます。国や業界を超えた日本発のイノベーションを創出することで、資生堂の新たな企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD (ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」の実現に取り組みます。
R&Dの方針
1872年に西洋風調剤薬局として創業した資生堂は、1916年に商品の開発や改良を行う「試験室」を開設しました。以来100年以上にわたり、「感性科学・安心安全・皮膚科学」に関する基礎・基盤研究を強みとして高品質な製品を生み出してきました。また、日本を含む世界5カ国で展開する研究所は、現地のお客さまの肌や化粧行動などを調査し様々な研究開発に取り組んでいます。今後、多様化する市場でグローバルに業界をリードするため、上記に加え、デジタルや、地球環境に配慮した技術の研究を強化します。さらに、「The Cosmetics」(化粧品に関わる研究の強化)、「New Category」(これまでにない化粧品カテゴリーの提案)、「Unlimited Beauty」(化粧品の範疇に捉われない美容ソリューションの研究)を注力領域として研究開発を加速します。そのために、新知見を追究するだけではなく、外部の発想を取り込む研究スタイルにシフトします。これらの取り組みによりお客さまに新しい価値を提供し、「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」となることを目指します。
GIC(S/PARK)の概要
1階と2階のコミュニケーションエリアは、「美のひらめきと出会う場所」をコンセプトとした様々なコンテンツを提供する、お客さまと研究員が交流する場です。プロデュースを小山薫堂氏(ORANGE AND PARTNERS)に、デザインを佐藤オオキ氏(nendo)に担当いただきました。4階のコラボレーションエリアでは、研究所には珍しい商談スペースや、外部研究機関との共同研究室を設置しました。また、5階から15階の研究フロアには基礎・基盤研究を支える優れた研究設備が揃うとともに、研究員の柔軟で多様な働き方のため、従来の発想に捉われないオフィス設計をしています。研究員同士の知見の交換や発想の転換を促すために、フリーアドレスや交流スペースなどを充実させています。
※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。