2017年11月08日
発行元:(株)資生堂
経営・業績
資生堂がアメリカ地域本社を通じて米国ベンチャー企業Giaran Inc.を買収
-AIを応用したパーソナライゼーション技術を取得-
2017年11月7日 (日本時間11月8日)、株式会社資生堂はアメリカ地域本社であり連結子会社であるShiseido Americas Corporation (所在地:米国、デラウエア州、以下「SAC」)を通じて米国のベンチャー企業Giaran, Inc.(ギアラン、所在地:米国、マサチューセッツ州、以下「Giaran」)を買収しました。今後、Giaranの持つ人工知能(AI)プラットフォームの先進技術をはじめとする優れたデジタル技術により、ビューティー分野におけるパーソナライゼーションをさらに進め、新しい消費者体験を生み出していきます。
Giaran概要
米国のノースイースタン大学のSynergetic Media Learning Laboratory (SMILE Lab)から独立した研究所を前身として、2016年に世界的に著名なAI専門家である科学者レイモンド・フー(Dr. Raymond Fu)によって創設されたGiaranは、コンピュータビジョン、ビッグデータ、拡張現実(AR)などのAI技術を駆使して、ディープラーニング、データマイニング、予測モデリングの新しいアルゴリズムを開発しています。Giaranは、バーチャルにメイクアップをしたり素顔に戻したりする技術に加え、メイクアップのアドバイス、カラーマッチング、パーソナルコンサルティング、顔の測定、肌色判定などの技術を保有しています。こうした技術は、モバイル、タブレット、デスクトップPCで利用できるほか、高画質拡張現実(AR)システムを使ったスマートミラーにも使われています。
買収後の展開
Giaranはマサチューセッツ州ボストンに拠点を置いたままメイクアップのセンター・オブ・エクセレンス(本拠ニューヨーク)に所属し、デジタルのセンター・オブ・エクセレンス(本拠ニューヨーク)ならびに当社本社の技術チームと密に連携し、保有する技術をさらに強化していきます。またMATCHCoならびに、資生堂グループの米州での研究開発拠点とも互いに協業していきます。Giaranの持つシミュレーション技術を資生堂のポートフォリオ全般に活用し、資生堂のビューティーパーソナライゼーション機能をさらに拡大することにより、他にないビューティー体験を提供し、お客さまとの結びつきをさらに強めていきます。
詳細は添付のPDFを参照ください。
※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。