2016年10月07日
発行元:(株)資生堂
研究・サプライネットワーク
美容情報
資生堂、オンライン会議時の自動メークアプリ「TeleBeauty(テレビューティー)」を開発
日本マイクロソフトと連携し、「Skype for Business」用アプリとして試験運用を実施
資生堂は、日本マイクロソフトの協力のもと、オンライン会議で通信中の画面に表示される顔に自動でメークや顔色補正を行うアプリ「TeleBeauty(テレビューティー)」を開発しました。女性の活躍を応援し、楽しみながら仕事を続けていただくことを狙いとしています。日本マイクロソフトより技術支援を受け、「Skype for Business」に対応する試用モデルを開発し、同社が実施する「働き方改革週間 2016」(2016年10月17日(月)~21日(金))において賛同法人による試験運用を行います。また、2016年9月から11月の期間、日本マイクロソフトの女性社員100名の試験運用を実施します。
働き方の多様化が進むなか、働く場所をオフィスに固定せず、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方であるテレワークが広がっています。業務効率化の観点や、育児・介護などの家庭の事情により、多くの方が活用しています。それに伴い女性の利用者も増えていることに注目し、テレワークを行う際に発生する女性ならではの悩みを調査しました。その結果、外出予定がない在宅勤務時にオンライン会議のためだけのメークを負担に思っていること、プライベートである自室の映り込みを好まないこと、パソコンのカメラ性能によっては肌がきれいに見えにくいという不満などが挙げられました。
資生堂がこれまでの活動から得られた知見である、資生堂のアーティストが持つメーク技術、1999年から研究し店頭で運用してきた実績もあるメークのシミュレーション技術、トレンド情報などを活用し、「TeleBeauty」を開発しました。顔を映すだけで画面上の顔にメークを施すほか、顔色の補正や顔以外の部分をぼかす機能などを搭載しました。リアルタイムで顔の動きに連動するため、実際にメークをしているように感じられます。また、会議前に手間がかからないように、簡単に操作できるようにデザインしています。
※「Skype for Business」用 自動メークアプリ「TeleBeauty」の試験運用後の展開は、現時点では未定です。
※今回の開発の背景や機能を紹介する「TeleBeauty」コンセプト動画を制作しました。
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Zd47IAhQj74
TeleBeautyコンセプト動画
「TeleBeauty」の主な特長
●「自動メーク」
4種類のメークパターンをワンクリックで画面の顔に反映させる機能。パターンは以下の通り。
●カメラ性能、照明環境、服や背景の色などにより顔色が悪く見えることを避ける「顔の明るさと色の補正」
●メークや照明環境によって目立って見えてしまう毛穴やしわ、くま等を自然にぼかす「肌のテクスチャの補正」
●目元・口元のメークの濃淡を調整可能な「オプションモード」
資生堂コメント
・オンライン会議はお互いの顔がみえることでコミュニケーションが深まるというメリットがあります。映像を通して円滑に会議を行い、働く女性に自信を持って活躍していただきたいという思いを込めて「TeleBeauty」を開発しました。モニター越しの顔でも自分らしい美しさを再確認していただきたいと考えています。また、「TeleBeauty」のメークを通じて新しい自分に出会い、実際のメークの楽しさに出会うきっかけにつながることも期待しています。
・当社宣伝・デザイン部のクリエーター、メーキャップアーティスト、メーキャップシミュレーターの技術者、博報堂ケトル社さまとともにコンセプトメイキングしました。さらに、日本マイクロソフトさまのご協力を得て、開発に至りました。
日本マイクロソフトコメント
日本マイクロソフトはICTを活用してお客さまの働き方改革を支援してきました。その中で日本マイクロソフトの推進してきたテレワークという働き方は、いつでもどこでもただ仕事ができるというだけでなく、活躍できる働き方です。「いつでもどこでも活躍できる」働き方は、テレワークによる時間と場所の柔軟性によって実現しました。この働き方に、資生堂さまの「TeleBeauty」により、楽しく、美しく働ける、新しいファンな要素が加わることによって、わくわくして、楽しい、エキサイトメントがある「もっと活躍できる働き方」、そして新しい働き方のカルチャーの創造へと繋がることを期待しています。
ご参考
●日本マイクロソフト「働き方改革週間 2016 ~テレワークでもっと活躍できる!~」について
「働き方改革週間 2016」は、日本マイクロソフトが全社を挙げて「日本におけるテレワークの推進への貢献」を目指し、テレワークを「実践する」「学ぶ」「応援する」の3つのカテゴリーで賛同法人(企業、自治体、社団法人など)を募り、連携して実施するもので、2016年10月17日(月)~21日(金)の期間開催します。
https://www.microsoft.com/ja-jp/business/telework/workstyle-innovation-week-default.aspx
●Skype for Businessについて
テレワークのIT基盤として多く活用されている統合型情報共有クラウドサービス「Office 365」におけるオンライン会議サービスです。エンタープライズグレードのセキュリティ、コンプライアンス、管理性を備えたコミュニケーションプラットフォーム(基盤)で、在席状況(プレゼンス)、インスタント メッセージング(IM)、音声通話、オンライン会議、企業の内外線の電話インフラを統合するエンタープライズボイス(VoIP 外線通話)機能を備えています。“いつでも どこでも 活躍できる” コミュニケーション基盤として、法人におけるワークスタイル変革、テレワークの推進に貢献します。
https://www.skype.com/ja/business/skype-for-business/
※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。