2015年12月25日
発行元:(株)資生堂
経営・業績
子会社の株式の譲渡に関するお知らせ
当社は、トルコ共和国でブランド「SHISEIDO」の輸入販売事業を行っている当社子会社「SHISEIDO Kozmetik Anonim Şirketi* (所在地 トルコ共和国、イスタンブール。以下、資生堂トルコ)」の株式の当社持分を合弁相手先の「Vepa Dış Ticaret Limited Şirketi (所在地 トルコ共和国、イスタンブール。以下、ヴェパ社)」に譲渡することを決定しましたので、以下のとおりお知らせいたします。
*譲渡後、名称をVepa Perakende Kozmetik Anonim Şirketiに改称予定。
譲渡の理由
当社は、2014年12月に発表した中長期戦略「VISION 2020」に基づき、ブランド価値向上と事業構造改革を推進しています。特に海外事業においては、現地の化粧品市場を熟知したパートナーとの連携を強化して、市場でのプレゼンスを高め収益力の向上を図っています。その一環として、8月にはギリシャ現地法人の全株式を、現地で強力な販売・マーケティング力を持つFolli-Follie社へ譲渡した後、当該会社と新たに代理店契約を締結しました。さらに11月には、インドにおいて選択と集中にもとづき、中低価格帯ブランド「Za(ジーエー)」の販売を終了して現地法人を清算し、代理店であるBaccarose(バッカローズ)社との連携を強めることで、プレステージビジネスに集中して、一層強化育成することとしました。
今般、トルコ共和国においても、めまぐるしく変化する市場環境の中でブランドをさらに強化していくには、現地のプレステージ市場を熟知し、リテール事業も手がけるヴェパ社と提携して取り組むことが最善の策であるとの判断に至りました。
具体的にはトルコ共和国においてブランド「SHISEIDO」の輸入販売事業を行う資生堂トルコにおける当社保有全株式(51%)を、ヴェパ社に売却し、ヴェパ社の100%子会社となる同社と、トルコ共和国内でのブランド「SHISEIDO」の輸入販売代理店契約を新たに締結します。
トルコ共和国はブランド「SHISEIDO」にとって長期的には有望な市場のひとつであり、当社は、トルコ共和国のプレステージ市場で強力な販売・マーケティング力を持つヴェパ社との協働体制により、同国での持続的成長に向けて、さらなるブランド強化を進めていきます。
さらに詳しい情報は、PDFをご参照ください。
※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。