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シニアはどこにいる?

現在、日本は、高齢化率が29.3%で世界最も高齢化が進んだ国です。「高齢者」の定義は、世界保健機関(WHO)では65歳以上と定義されています。日本においては、65歳以上を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と呼んでいます。

では、「シニア」は何歳?

ちなみに、スポーツの世界の「シニア」は、
ゴルフのシニアツアーは、男子が50歳以上、女子は45歳以上
フィギャアスケートのシニアクラスは、満17歳以上

実は、「シニア」という言葉に明確な定義がありません。

これまでに、マーケティング会社によって、「シニアは何歳以上か」という調査がいくつか行われています。

1) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000011405.html(外部サイトへのリンク)
2) https://www.cross-m.co.jp/report/20241126kokoro(外部サイトへのリンク)
シニアは何歳以上? 時期・調査人数 出典
平均 62.4歳 2012年 n=2,945 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント1)
平均 64.2歳 2017年 n=2,741
平均 62.7歳 2024年 n=3,000 株式会社クロス・マーケティング2)

これらの結果から60代前半が、シニアのようですが、、
(株)リサーチ・アンド・ディベロプメントの調査では、60-64歳の人達の回答は、「65.2歳」と回答していました。
(株)クロス・マーケティングの調査では、65-69歳の人たちの回答は、「62.3歳」と回答していました。

当事者の人たちは、そうは思っていないようにもみえます。
なんとなく、その心理が分かる気がします。なぜなら、私も身に覚えがあるからです。
39歳のときに、後輩に言われた一言に衝撃が走ったことを今でも忘れられません。

「アラフォーですね」

もちろん、その言葉の意味は知っていました。ただ、自分がアラフォーであるという認識は全くありませんでした。ヒトは、年齢に関しては、他人事と思いたい生き物かもしれません。

これらの調査結果を見て気になったので、昨年、毎年講義を担当している美容系の学校で、学生さんたち(20代、約50名)に、シニアは何歳?と質問をしました。
一番多かった年齢は、65歳、回答の年齢幅は40~80歳でした。
「学生からみたら、シニアの年齢幅に入っている私はもうシニアなのか・・・・」と思いつつ、平静をよそおって、講義を続けました。。。。

ちなみに、私の正式な肩書は、和名は主任研究員、英名は、シニアリサーチャー(Senior researcher)です。なので、シニアといえばシニアです。
シニア・高齢者の研究者という意味ではなく、Seniorには、「上級の・上位の」という意味があるので、一般研究員とは異なり、何かしらの専門領域を得意とする研究員(専門職)という意味です。なので、弊社研究所には、私以外にもいろんな専門領域を得意とするシニアリサーチャーがいます。
ただ、私の専門は、老年学で、高齢者やシニアを対象とした研究が専門ですので、意味を誤解されても特に支障はありません。

世の中的に、シニアという言葉がよく使われますが、定義がないことや発表されているデータや個人的な経験からすると、、

「シニア」はいないのでは・・・

と、シニアリサーチャーとして思う今日この頃です。

次回の更新は10月です。

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