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新経営体制の発表に寄せて

2022/11/10

株式会社資生堂
指名・報酬諮問委員会
委員長 社外取締役 岩原 紳作
当社は、本日開催された取締役会で、2023年1月1日から、現社長 CEOの魚谷雅彦氏を会長CEOとし、また、現中国地域CEOの藤原憲太郎氏を社長COOとする新体制を決定いたしました。これは、現社長CEOである魚谷氏のサクセッションに関し、指名・報酬諮問委員会及び取締役会における約3年間にわたる数多くの審議等、後継者選定の過程を経て、取締役会決議に至ったものです。

2019年に、魚谷氏の2024年までの社長CEO任期延長を決定した際、取締役会では、その後継者選定のためのサクセッションプランを始動させることを同時に決定しました。以来、指名・報酬諮問委員会及び取締役会では、当社グループを率いるCEOに求められる資質や経験、人物像について多くの議論を重ね、また、具体的に社内外の候補者を幅広く検討してきました。候補者検討の過程では、社外取締役と魚谷社長CEOを中心とした議論に加え、社外役員間の意見交換、外部専門家によるアセスメント結果の検討、候補者によるプレゼンテーション、候補者と社外取締役との個別面談などを重ね、慎重な検討を重ねてきました。また、スムーズなサクセッションのため、適切な並走期間を設ける必要性やその期間についても、同様に慎重に検討の上で、指名・報酬諮問委員会及び取締役会で合意しました。

経営トップの選解任は、言うまでもなく、コーポレート・ガバナンスの要諦であり、社外取締役が主要な役割を果たすべき事項であります。社外取締役一同、そして取締役会メンバー全員が、CEOサクセッションプランを遂行することが重要な責務であることを強く認識し、時間をかけて、真剣に議論し検討を重ねてきました。この過程においては、偏りなく社内外の様々な観点が考慮された議論が尽くされたこと、客観的で非常に透明性の高いプロセスであったことを、指名・報酬諮問委員会の委員長として皆様にお伝えしたいと思います。

新体制により当社が更に経営基盤を盤石なものとし、難しい経営環境下でも力強く、持続的に成長を続けるよう、また、魚谷氏の任期終了後も更なる強固な経営体制が継続するよう、引き続き社外取締役として力を尽くしていく所存です。