2025年07月16日
発行元:(株)資生堂資生堂ジャパン(株)
商品・ブランド
サステナビリティ
アネッサ、累計16.6万人の子どもたちを支援! 都内小学校で「日焼け予防教育授業」を公開実施
~紫外線量が増加する中、減少する外遊びを守る。
「ANESSA Sunshine Project」で子どもの心と身体の成長を支援~
日焼け止めブランド「アネッサ」は、7月16日(水)に東京都港区立本村(ほんむら)小学校で、「日焼け予防教育授業」を公開実施し、児童たちに紫外線対策の重要性と日焼け止めの正しい使い方を伝えました。アネッサは、2018年より全国の小学校や保育園・幼稚園と連携し、累計16.6万人(図2)の子どもたちを支援してきました。2024年からは「ANESSA Sunshine Project」を発足し※1、2030年までにアジア12の国と地域※2で合計30 万人の子どもたちの心と身体の成長を支援することを目指しています。
※1 アネッサ、子どもの心と身体の成長を支援する 「ANESSA Sunshine Project 」を始動(2024年)
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003828
※2 以下の国と地域:中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マカオ、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム
「ANESSA Sunshine Project」教育活動の概要
「日焼け予防教育授業」は、全国の小学校中学年以上の児童を対象に、紫外線が肌に及ぼす影響や、日焼け対策の必要性、さらに日焼け止めの正しい塗り方を教える教育活動として2018 年に開始しました。小学校の教員は、アネッサが無償で提供するテキストと動画を用い、4つの研究テーマに沿って授業を行います。公開授業に参加した児童からは、「紫外線が日焼けの原因になることを初めて知った」「日焼け止めに正しい塗り方があると知り驚いた」などの声が寄せられました。これまで累計10.6万人の児童が「日焼け予防教育授業」に参加しており、2025 年度は約300校、2.4万人の児童が参加予定です。
また、未就学児と保育者を対象にした早期教育活動として、2021年から日焼け止めサンプルと紫外線対策サンケアブックを提供しています。これまで累計5.9万人の子どもたちのもとへ届けられており、2025年度は約50園、1万人の子どもたちへ提供を予定しています。
活動背景
気象庁によると、1990年から2020年までの間に紫外線量は10年あたり+4.6%も増加※3しています。また、夏本番の6~9月は特に紫外線が強く、この時期の小学生は体育やプール授業、登下校、夏休みの外遊びと、紫外線にさらされる時間が増えるため、正しい日焼け予防教育への重要性が高まっています。
一方で、世界保健機関(WHO)は5~17歳の子どもおよび青少年に1日60分以上(週7時間以上)の運動を奨励※4していますが、アネッサがアジア4か国(中国、日本、タイ、ベトナムの都市部)で実施したアンケート調査※5では、すべての国において週7時間以上の外遊びが確保できている子どもは50%にも満たないことが分かりました。外遊びの減少は、子どもの体力低下、生活習慣の乱れ、コミュニケーション能力や思考力の低下など、さまざまな問題と深く関係しています。
こうした社会課題に向き合うため、アネッサは、「Free to Shine:太陽のもと、誰もが輝き続けられる世界へ」というブランドパーパスのもと、2024年より「ANESSA Sunshine Project」を推進しています。
※3 気象庁「紫外線量の経年変化」
https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/diag_cie.html
※4 WHO身体活動および座位行動に関するガイドライン(WHO Guidelines on physical activity and sedentary behavior)https://iris.who.int/handle/10665/336656
※5 アネッサ調べ、「子どもの外あそびに関するアジア4カ国調査」 対象:上海、東京、バンコク、ホーチミンに住む子どもをもつ保護者、各100名(オンライン調査)期間:2024年2月15日~3月1日
「日焼け予防教育授業」に参加した東京都港区立本村小学校教員・児童の声
【教員のコメント】
「近年、日差しの強さが増していることを実感しており、現代の子どもたちにとって日焼け予防教育の重要性は非常に高いと感じています。紫外線は身体にさまざまな影響を及ぼすため、メリットとデメリットを正しく理解し、適切な対策を身につけることは、子供たちの健やかな成長において非常に意義深いものです。また、外遊びは子どもたち同士のコミュニケーションを深めるだけでなく、身体の健康を促進する上でも必要な活動です。今後も日焼け対策をしっかりと行いながら、外遊びを推奨していきたいと考えています。」
【児童のコメント】
・「紫外線」という言葉は知っていたけど、日焼けの元になる、ということは初めて知った。
・海に遊びに行った時に日焼け止めを塗ったことはあったけど、正しい塗り方があったんだなと初めて知って、びっくりした。
・外で遊ぶのが大好きだから、今日知った日焼けする理由とか、対策とかをすることで、日焼けしないように気を付けていきたいと思った。
「日焼け予防教育授業」4つの研究テーマ
1. 太陽の光のひみつ
太陽の光を浴びることで、骨を強くするのに必要なカルシウムの吸収を助けるビタミンDが作られます。また、太陽の光を浴びると体内時計がリセットされ、身体のリズムが整います。ただし、太陽の光に含まれる紫外線には、日焼けなど、肌への悪い影響もあります。皮膚が赤くなるほど紫外線を浴びることは良くありません。
2. 日焼けのメカニズム
日焼けは、太陽の光の中に含まれる「紫外線」が原因で起こります。この紫外線を浴びすぎると肌が炎症を起こして赤くなり、その結果として黒くなります。また、シミができたり、白内障、皮膚がんなどの深刻な病気を引き起こす原因にもなります。
3. 紫外線の対策
紫外線の影響を受けやすいのは、太陽光にさらされやすい部分(鼻の頭、肩、背中の上部など)です。それらを守るために効果的なのは日焼け止めです。日焼け止めクリームには、紫外線を吸収する成分やはね返す成分が含まれています。そのため、肌の中に紫外線が入らないようにする働きがあります。ただし、帽子や衣服などの他の紫外線対策グッズと日焼け止めを組み合わせることが、最も効果的な対策といえます。
4. 日焼け止めの正しい塗り方
手を清潔にし、適量をつけます。日焼けしやすい部分は、丁寧に塗るようにします。顔や腕には重ね塗りすることで、必要な量をしっかりと塗ることができます。効果を保つためには、汗をかいたりタオルでこすった場合には塗り直し、さらに2~3時間おきに塗り直すことが大切です。使用量が少ないと、十分な紫外線防御効果を得られないため、たっぷりと塗るようにします。また、塗り残しがないように注意します。(首や首のうしろ、耳などが塗り残しやすい部分です。) 唇には、唇用のUVケアアイテムを使用します。
※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。