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2024年04月12日

発行元:(株)資生堂

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資生堂経営のレストランFAROのシェフパティシエ加藤峰子がアジアのベスト・ペイストリー・シェフ賞受賞

資生堂が経営、資生堂パーラーが運営する東京・銀座のイノベーティブイタリアンレストラン「FARO(ファロ)」のシェフパティシエ加藤峰子が、2024年3月26日(火)に開催された「Asia’s 50 Best Restaurant」で「アジアのベスト・ペイストリー・シェフ賞」を受賞しました。東京銀座資生堂ビル10階に位置する「FARO」は、イタリアンの枠にとらわれない、モダンでオリジナリティーあふれるクリエーション(料理)を提供しています。おいしく、美しく、持続可能性を根底から考えた食文化を提案する「FARO」で、加藤は美食の領域を広くとらえ、自然環境と調和した環境負荷の少ないクリエイティブなデザート作りに取り組んでいます。今回の受賞では、食を通じ、人間と自然の調和した共存関係を創造できるという信念を抱いている点が評価されました。

「Asia’s 50 Best Restaurants」「アジアのベスト・ペイストリー・シェフ賞(Asia’s Best Pastry Chef)」について
「Asia’s 50 Best Restaurants」は、影響力のあるフードライターや評論家、シェフ、レストラン経営者、地域の料理の専門家など合計318名から構成されているAsia’s 50 Best Restaurants Academy (アジアのベスト50レストラン評議委員会)の投票で決定される、世界の美食愛好家たちに注目されている賞です。 「FARO」のシェフパティシエ加藤峰子はその関連賞である「アジアのベスト・ペイストリー・シェフ賞(Asia’s Best Pastry Chef)」を受賞しました。

「FARO」シェフパティシエ加藤峰子の受賞コメント

私たち「FARO」のパティシエチームは、環境負荷の少ないデザート作りに取り組み、植物由来のデザートがこうした華やかな場で高く評価されることを嬉しく思います。食の世界には数多くの課題がありますが、気候変動がもたらす影響を真剣に受け止め、持続可能な食文化を実現するために努力して参ります。美食とは何かを考えたとき、ただ美味しい、美しいだけでは何も残りません。自然と調和し、持続可能性を根底から意識し、自然環境と人間の営みを豊かにしてくれるそんな気づきを人の癒しとなるお菓子から伝えていけたら食の世界はより美しいものとなるかも知れません。持続可能性を重視する同志や仲間が日本の菓子業界に一層増加することを心より願っています。

加藤峰子 プロフィール
デザイン、美術、現代アートやモノづくりに興味を持ち、食の分野からパン・お菓子の道を選び進む。約10年間、「イル ルオゴ ディ アイモ エ ナディア」「イル・マルケジーノ」「マンダリンオリエンタルミラノ」(ミラノ)、「オステリア・フランチェスカーナ」(モデナ)など、イタリアの名立たるミシュラン星獲得店にてペイストリーシェフを勤める。「エノテカ・ピンキオーリ」(フィレンツェ)のチョコレート部門を経験。2018年より「FARO」のシェフパティシエを務める。「FARO」では、旅するように“特別な体験として脳裏に残るようなレストラン”を目指し、日本の自然や和のハーブをリスペクトしたデザートを提案。自家製酵母など原材料からこだわりメニュー開発に取り組む。「Gault&Millau2022」にてベストパティシエ賞、「LA LISTE JAPANESE AWARDS 2024」にてトップパティシエ賞を受賞。

レストラン 「FARO(ファロ)」について

東京銀座資生堂ビル10 階の「FARO」では、現代イタリア料理が備える伝統と先進性に、日本の豊かな食材や文化を重ね合わせたイタリアンの枠にとらわれないモダンでオリジナリティーあふれるクリエーション(料理)を提供しています。「FARO」が特に力を入れているのはヴィーガンコース。ヴィーガンの方だけではなく、“美味しく食べて、体の中から美しく”を求める多くの方々に是非ご体感いただきたいコースメニューです。同時に、ヴィーガンというライフスタイルにサステナビリティや平和の可能性を感じており、環境や動物に負担をかけない食生活を通して、“心豊かに楽しく暮らしながら、地球や社会の美しさも守る”取り組みも追求しています。

加藤のクリエーションの一例

「アーモンド エシカルローズに包まれて」
自然農法で育てられた香り高いバラを中心に、国産有機バジルやレモン、オレンジ、ライム、赤しそなどで香水をつくる工程で調合されたソースに、まだ日本に紹介されていないイタリア原種のアーモンドの官能的な香りを合わせたヴィーガンデザートです。

資生堂のレストラン事業について

資生堂は1872年、日本初の民間洋風調剤薬局として東京・銀座に創業しました。創業者の福原有信は、1900年のパリ万博視察の帰路に立ち寄った米国のドラッグストアを参考に、1902年、資生堂薬局の一角にソーダファウンテンを開設し、日本初となるソーダ水や当時まだ珍しかったアイスクリームの製造と販売を行い銀座名物となりました。1928年には本格的西洋料理を提供する「資生堂パーラー」を開業。西洋料理の草分け的存在として、また銀座のシンボルとして多くのお客さまに新しい価値を提案し、資生堂が掲げる、「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」の実現に向け、食の分野で取り組んでいます。

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。