2023年度　株式会社資生堂　入社式　メッセージ（要旨）

資生堂は、2023年4月3日（月）に、東京国際フォーラムにて入社式を執り行い、株式会社資生堂、資生堂ジャパン株式会社および当社グループ会社に計224名が入社しました。今年は、経営理念「PEOPLE FIRST」の考えのもと、20年、21年、22年にオンラインで入社式に参加した社員も出席し、総勢、約1,100名が列席しました。魚谷会長 CEOからのメッセージ（要旨）は以下の通りです。

1.夢は、それに向かって努力すれば必ず叶う

昨年、資生堂は創業150周年という節目の年を迎え、次の150年に向かって新たなスタートを切った。11月のクイーンズ駅伝では、資生堂ランニングクラブが16年ぶりに大会新記録で優勝を果たしてくれた。これは、「150周年に必ず優勝する」という夢の実現に向け、チーム一丸で努力を重ねた結果であり、「夢は、それに向かって努力すれば必ず叶う」ということを示してくれた。また、今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大をうけて、オンラインでの入社式参加を余儀なくされた20 年、21年、22年入社の社員との願いであったリアル形式での入社式を、2023年入社の皆さんとともに叶えられた。私は「夢は必ず叶う」と信じている。皆さんの「夢」は何ですか？資生堂は、美の力を通じて世界中の人々の心を豊かにし、生きる喜びやしあわせをもたらす企業であり続けるという強い使命を持っている。これは当社の「夢」でもある。この夢の実現には、皆さんの思いと力、そして行動が必要だ。自分自身が資生堂の未来を創るんだという強い思いを持って、一緒に「美」の未来へ挑みましょう。

2.「守り」から「攻めへ」

資生堂は、企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD（美の力でよりよい世界を）」のもと、美の力を通じて「人々が幸福を実感できる」サステナブルな社会の実現を目指している。今年2月には、中期経営戦略「SHIFT 2025 and Beyond」を策定し、持続的な売上成長と収益性を向上させるための改革がスタートした。今年は、「守り」から「攻め」に転じる躍動の年。日々変化が激しいこの時代に、この戦略を実現していくには、多様な意見や前例にとらわれないチャレンジなど、皆さんの新しい力が必要だ。真のダイバーシティが発揮されてこそイノベーションは生まれる。皆さんがこれまで積み上げてきた経験を活かし、是非、新しいイノベーションの風を巻き起こしてほしい。

3.未来を創るのは、あなた自身！

資生堂は、「PEOPLE FIRST」という考えを大切にしている。これには、社員がイキイキとやりがいをもって働ける環境を整えるという意味だけではなく、企業が成長していくためのあらゆるアクションは全て社員である皆さんからスタートする、という意味を込めている。当社は自発的なキャリア開発支援や研修プログラムなど、自ら積極的に学び、成長していく機会を提供している。今年の秋には、当社の創業の地である銀座に次世代のリーダーを担う人材開発の拠点「Shiseido Future University」をオープンする。皆さんの将来の夢や人生の自己成長を実現する場として、資生堂を最大限に活用してほしい。めまぐるしく変化する時代において、皆さん一人ひとりの「個の力」こそが当社の成長をけん引すると、私は信じている。資生堂での仕事を通じて、日本や世界での様々な課題を解決し、持続性のあるよりよい社会を実現してほしい。資生堂の未来を創るのは、あなたです！世界を目指して、一緒に頑張りましょう。