1. Home
  2. ニュースリリース
  3. 2020年春夏のトレンドメイクアップ&ヘア提案 自分らしさを追求し上質でシンプルな方向へシフト

2020年03月12日

発行元:(株)資生堂

美容情報

2020年春夏のトレンドメイクアップ&ヘア提案 自分らしさを追求し上質でシンプルな方向へシフト

資生堂ビューティークリエイションセンター※1では、1987年よりメイクやヘアの現在と未来を探る「ビューティートレンド研究※2」を行っています。街頭調査や雑誌の傾向、世界のコレクション情報などを収集し、それらを総合的に分析した上で、最新のメイクやヘアのトレンドを予測しています。
2020年春夏にかけて、日本でトレンドとなりそうな女性像は「自分らしさを追求し上質でシンプルな方向へ」。そこで資生堂ヘアメイクアップアーティストからは、色や質感にこだわった上質でシンプルなヘアメイクと、透明感のあるワントーンメイクを紹介します。

アーティストによるトレンド分析

【国内女性誌・SNSのムードは「無難さより、自分らしさを追求する方向へ」】
2019年下期の国内女性誌・SNSからは、20年春夏にかけて女性のマインドセットやヘアメイク表現が「無難さより自分らしさを追求する方向へ」シフトする傾向が見られました。これは過去数年の「モテ意識」から徐々に「自己表現」へと変化してきたことが分かります。さらに今シーズンは、自分らしさをベースに“ちょっと”だけ新しさやトレンド感をプラスし、自己表現を工夫しています。
メイクアップに関しては、メイク全体のボリューム感がアップしていることが顕著に見られます。これまでは目もとと口もと両方に色を使う場合には、チークは入れないことで抜け感を演出していましたが、今シーズンはあえてチークを入れることで、メイクの仕上がりに一体感を出しています。
また、グレーやシルバーのアイカラーパレットに注目が集まっています。透け感のあるものや、ラメが多く入っているものなどバリエーションが豊富で、デイリーに使えるメイクやテクニックが紹介されています。クールなイメージが強いグレーを、あえてフェミニンな印象に仕上げることが今シーズンのポイントです。

ヘアに関して、今シーズン注目すべきは「ウルフスタイル」。鎖骨程度のミディアムレングスにレイヤーを入れたスタイルは、トレンドにおいて強い影響力を持つ人物がすでに実践しており、今後さらに人気が高まることが予測されます。また、シンプルなカチューシャや大きめのターバンも今季らしいアイテム。シンプルなローポニーテールや、ボブやショートスタイルと合わせ、顔周りはすっきりと見せるのがポイントです。

【街頭トレンドは「自分らしさを追求し、必要なものだけを取り入れる」】
東京の街頭調査からは、トレンドをそのまま取り入れるのではなく、自分らしさを追求し、必要なものだけを取り入れるシンプルな仕上がりにシフトしていることが分かります。アイメイクでは、ダークカラー(締め色)を使わずに単色をまぶた全体に広めにぼかした仕上がりが特徴的です。リップはソフトマットな質感のブラウンレッドやオレンジが増加。アイメイクは軽めに仕上げ、リップとのボリューム・バランスをとっています。
 ヘアはショート、ミディアムが増加し、長さやスタイルが多様化しています。スタイリングでは巻き髪が減少し、ストレートや動きを抑えたクリーンでシンプルな仕上がりに。またヘア製品や家電の進化と共にヘアケアへの意識が高まり、髪本来の美しさを追求する傾向が見られます。

2020年春夏のメイクアップ&ヘア提案~質感にこだわった上質でシンプルなメイク~

◆1番のポイントはソフトマットな質感のオレンジリップ
トレンドのオレンジリップは春夏に合わせてオレンジレッドにアップデート。赤みよりのオレンジは肌なじみがよく、春夏らしい明るい印象に仕上げてくれるキーカラーです。輪郭は軽くティッシュでおさえてふんわりと。

◆強めの眉でモードな印象に
グレーのペンシルで毛の無い部分は1本1本丁寧に描き足します。ブラウンのアイブロウパウダーをアイシャドウブラシで眉全体に重ね、周りの肌になじませながら自然な立体感を与えます。
主役のリップを引き立てるために、目もとはベージュやオレンジ系の影色アイシャドウで軽めの仕上がりに。目頭にゴールドのラメをのせ、質感のコントラストをつけるとナチュラルな中に遊びの要素が加わります。

◆丁寧につくるツヤ肌でメイク全体のバランスを整える
スキンケアで肌にしっかり潤いを与えます。透明感と保湿効果の高い下地をほお骨の高いところを中心に全体に塗布。ファンデーションで肌の色ムラを整えます。このとき、素肌感と下地のツヤをいかすために、ほお骨の高いところや肌トラブルのない部分にはごく薄くのばしましょう。さらにつや感を演出するためにハイライトをほお骨の高い位置にオン。チークはオレンジやブラウン系でほんのりシャープにぼかしましょう。

【重さを残したウルフスタイルが新鮮!動きを抑えて洗練された印象に】
今季はナチュラルな印象のウルフスタイルがおすすめです。襟足の厚みを残すことで顔周りと表面のレイヤーが引き立ち、軽やかな印象に。スタイリングはブローまたはストレートアイロンで、頭の形に沿うように収まりよく仕上げます。ヘアオイルやバームを髪の内側から全体に少量なじませ、ニュアンス程度の自然な動きのなかに手ぐしのあとが残るような、ナチュラルなまとまり感をプラス。素髪の美しさが引き立つヘルシーで洗練された印象に。

2020年春夏のメイクアップ&ヘア提案~透明感のあるワントーンメイク~

いつもと少し気分を変えたい人に!

◆透明感のある肌がポイント
トーンアップするような下地で顔の中心を明るめに。ファンデーションで肌の色ムラを整えます。チークはほのかに感じる程度に入れるのがポイント。青みピンクを少量ふんわりとぼかし広げましょう。

◆シルバーグレーのアイシャドウをレイヤード
青みピンクのアイシャドウに透明感のあるシルバーグレーのアイシャドウを重ね、鮮やかさを抑えながら輝き感をプラス。チップではなくブラシでぼかすと色が濃くなりすぎず、春夏らしい軽い印象に仕上ります。ブラックのアイライナーを目尻側に太めにオンして甘さの中にスパイスを。

◆パープルリップでスパイスを
リップは透明感のあるパープルのリップでつややかに仕上げましょう。パープルはピンクよりもエッジーで甘すぎない印象に。

【すっきりと額を出したカチューシャアレンジ!】
ヘアスタイルを変えずに今っぽさを出したいときにはカチューシャが効果的です。カチューシャを取り入れるときのスタイリングは、さらっとシンプルなストレートに。オイルやバーム等を全体に馴染ませ、ツヤを与えながらまとまりよく仕上げます。顔周りはおくれ毛を出さずすっきりさせることで甘すぎない印象に。「髪のツヤ」、「美しく整った毛流れ」、「タイトなシルエット」の3つの要素をおさえることで、清潔感と上質さがアップします。

アーティスト紹介

メイクアップ担当:阿保 麻都香 Madoka Abo
資生堂ヘアメイクアップアーティスト。ニューヨーク、パリ、東京ファッション
ウイークなど、国内外のファッションショーのヘアメイクを担当する。
第1回WWD BEAUTY HAIR DESIGNER CONTESTでグランプリを受賞。
ビューティートレンド情報分析を担当し、ファッショントレンドを
取り入れたヘアメイクに定評がある。
資生堂ブランドでは、「エテュセ」の商品開発や宣伝・PRの撮影などの
メイクを担当。
https://hma.shiseido.com/jp/member/abo/

ヘア担当:新城 輝昌 Teruaki Shinjo
資生堂ヘアメイクアップアーティスト。宣伝広告、雑誌などの撮影の他、
パリ、ニューヨーク 、上海、東京コレクション等でヘアメイクを担当し、
ビューティートレンド情報の研究発信に携わる。日本、アジア各国で
セミナー講師を行うなど幅広く活動。
資生堂ブランドでは、「UNO」「SHISEIDO MEN」の商品開発や宣伝・PRの
撮影などのヘアメイクを担当。
https://hma.shiseido.com/jp/member/shinjyo/



※1 資生堂ビューティークリエイションセンター
プロのヘアメイクアップアーティストが約40名在籍し、宣伝広告のヘアメイクアップ、メイクアップ商品のカラークリエイションをはじめ、NY、パリ、東京などで開催されるファッションショーのバックステージで活躍し、最先端のトレンド情報をグローバルに発信している。
資生堂ビューティークリエイションセンターWebサイト https://hma.shiseido.com/jp/

※2 資生堂のビューティートレンド研究
資生堂では1987年に「ビューティートレンド研究」をスタートさせ、美容・ファッションの動向を分析し、未来のビューティー傾向を予測している。ヘアメイクアップアーティストが在籍する強みを活かし、未来のトレンドをいち早く予測し、具体的なメイクアップ、ヘアスタイルまで提案する資生堂独自の取り組みで、商品開発やマーケティング、R&D に役立てている。

【ご参考】モデル使用化粧品
【質感にこだわった上質でシンプルなメイク】
■肌:イプサ キャッチライトスティック イエロー
インテグレート プロフィニッシュリキッド
■目もと:マキアージュ ドラマティックスタイリングアイズS BE233
マキアージュ シークレットシェーディングライナー
■チーク:SHISEIDO ミニマリスト ホイップパウダーブラッシュ 03、04 
■口もと:SHISEIDO モダンマット パウダーリップスティック 509

【透明感のあるワントーンメイク】
■肌:マジョリカ マジョルカ ミルキースキンマスク PUピンクラベンダー
マキアージュ ドラマティックジェリーコンパクト
■目もと:SHISEIDO エッセンシャリスト アイパレット 02、07
SHISEIDO マイクロライナーインク 01
■チーク:マキアージュ チークカラー RS314
■口もと:SHISEIDO カラージェル リップバーム 114

インテグレート:http://www.shiseido.co.jp/ie/
マキアージュ:https://maquillage.shiseido.co.jp/
SHISEIDO:https://brand.shiseido.co.jp/products/makeup/
マジョリカマジョルカ:https://www.shiseido.co.jp/mj/
イプサ:https://www.ipsa.co.jp/

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。