2018年06月26日
発行元:(株)資生堂
美容情報
涼やかでキュートなゆかたヘアメイク2018
今年も夏祭りや花火大会のシーズンが近づいてきました。そんな夏気分を一層盛り上げてくれるゆかたは、ここ数年イベントに合わせた装いとしてだけでなく、手軽にいつもと違った自分になれるファッションとして若い世代を中心に取り入れられ、日本の夏に欠かせない存在になってきています。今年の夏、ゆかたファッションをより楽しむためにおすすめの、ゆかたヘアメイクと着こなしのポイントをご紹介します。
<2018年ゆかたヘアメイク3つのポイント>
1.トレンドカラーをアクセントに
レモンイエローの浴衣に、ポイントメイクにはトレンドカラーのラベンダーを合わせ、顔立ちを爽やかに引き立てます
2. シンプルデザインが涼やかさを
ポイントメイクは簡単テクニックで、ヘアデザインは襟足を上げたシンプルなお団子スタイルですっきりとみせます
3. 横顔まで意識したヘアメイク
チークは奥行きも意識して横顔も素敵に!ヘアは横から見たバランスもチェック!
<2018年ゆかたヘアメイクHOW TO>
2018年のトレンドを取り入れた、どなたでも手軽にチャレンジできる、ゆかたヘアメイクのHOW TOを資生堂 トップヘアメイクアップアーティスト 鎌田由美子がご紹介します。
<資生堂トップヘアメイクアップアーティスト 鎌田 由美子(かまだ ゆみこ) プロフィール>
宣伝広告・CM撮影、コレクションや女性誌のヘアメイク、ビューティーセミナー、化粧品開発や美容法構築など幅広く活動している。ラグジュアリーと繊細さを表現する高い技術には、国内外の多くの女優やモデルから支持が寄せられている。「和装では着物専門誌の撮影や、京都を舞台に『ファッションカンタータfrom京都』の総合チーフをつとめ、『TOKYO KIMONO COLLECTION in日本橋』も手がける。ラグジュアリーと繊細さを表現する高い技術には、国内外の多くの女優やモデルから支持が寄せられている。
著書「着物ヘアメイクの発想」、「CHANGE](共に誠文堂新光社)
着付け技能士 国家検定1級、全日本婚礼美容家協会 講師、日本フォーマル協会 講師
特許「質感に基づく化粧法及び質感イメージマップ」、「横顔ファイナルゾーン」
~ヘア~
① 髪の毛をスタイリングしやすい状態にします。ベーススタイリング剤を髪になじませて弾力を与え、柔らかくしたいなどの仕上がりの好みによって、毛先をアイロンでゆるくクセ付けします。
② 両耳の後ろから頭頂部までを直線で繋ぎ、図②のようにフロント部分とバック部分に髪を分けます。
③ 分けた髪を頭頂部の近くでそれぞれ結びます(図③-a)。フロント部分は結び目より内側部分の髪を二つに割き、そこへ毛先から毛束をくぐらせ、“くるりんぱ”でサイドにニュアンスをつけます(図③-b)。
④ フロント部分とバック部分、二つの毛束をねじりながらまとめます。
⑤ トップのバランスをとりピンでしっかり固定し、顔回りの髪のニュアンスを整え、スプレーで仕上げます。
~メイク~
① ベースメイクは、リキッドファンデーションで肌を軽く仕上げます。
② フェイスパウダーで軽く抑え、ハイライトを使い肌に明るさとツヤを与えます。
③ 眉はパウダータイプで自然な太さでソフトな仕上がりにします。
④ 目もとは二重まぶたの外側を目安にしてコーラルのクリームアイカラーを。下まぶた全体にラベンダーのクリームアイカラーですっきりとニュアンスを与えます。*一重まぶたの場合には目を開けて外側にアイカラーが見える程度を目安に
⑤ マスカラはまつげの根もとから丁寧につけ、目もとをパッチリと仕上げます。
⑥ ほおの高い部分にピンクのクリームタイプのチークをポイントに、顔の奥行きを意識してふんわりとぼかし、横顔も素敵に演出します。
⑦ 唇にはツヤのあるピンクのリップで明るさを与えます。輪郭を軽くぼかして軽やかに仕上げましょう。
<2018年ゆかたトレンド・着こなしのポイント>
例年変わりなく人気が高いのは、紺地や白地のクラシカルな柄。この夏もやはりその傾向は根強いですが、それとは別に、今年らしい旬なオーラを感じさせるのが透明感のある綺麗な色です。レモンイエローやアップルグリーン、シトラスオレンジなどのフレッシュフルーツのような瑞々しい色遣いが、特に新鮮に目に映ります。ゆかたの地色はもちろんですが、王道の紺地や白地にアクセントカラーとして使われているものも多く出ていますし、今まで持っているゆかたに新鮮なアレンジを加えたいなら、帯や帯留などの小物で取り入れても素敵ではないでしょうか。
盛夏の装いであるゆかたは、やはり涼やかさが身上。暑苦しくならないよう色数を絞ったり、アクセントに白を効かせたりすると見る人にも涼を感じさせるコーディネートに仕上がります。暑いからといって衣紋を抜きすぎるとだらしなくなりがちなので、抜き具合を控えめにすると清潔感もあり品の良い着姿になります。
<秋月 洋子氏 プロフィール>
着物スタイリスト。2003年フリーランスとして独立後、雑誌や書籍でのスタイリングと記事執筆のほか、TVドラマ、CM、映画等でもスタイリング、着付けを手がける。着物まわりの小物ブランド『れん』、オリジナルデザインの帯留『九九』など商品プロデュースの他、書家としての側面も持ち、自筆の着物や帯のデザインも手掛けている。著書に『大人のおでかけゆかたコーディネート帖』(小学館)、『大人のゆかたスタイルブック』(講談社)などがある。
ファッショントレンドの切り口から、イエローレモン柄のゆかたにラベンダーのチェック(格子)柄の帯、ガラスの帯締めをあわせた、涼やかな印象のコーディネートをセレクトしました。夏祭りや花火大会だけでなく、お買い物やお食事でもぜひお試しください。
※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。