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2016年03月10日

発行元:(株)資生堂

文化・スポーツ

資生堂、「美を掬(すく)う人 福原信三・路草 -資生堂の美の源流-」展を開催

「美を掬(すく)う人 福原信三・路草 -資生堂の美の源流-」展の概要

資生堂は、2016年4月5日(火)より、初代社長・福原信三と弟・路(ろ)草(そう)が撮影した写真を中心とした展示「美を掬う人 福原信三・路草 -資生堂の美の源流-」を開催します。
当社は、1872(明治5)年に銀座で生まれ、銀座と共に歩み、今年で創業144年を迎えます。
本展は、創業の地・銀座に立地する4つの文化発信拠点「資生堂銀座ビル」「SHISEIDO THE GINZA」「東京銀座資生堂ビル」「資生堂ギャラリー」が連動して、銀座から文化を発信するプロジェクト「BEAUTY CROSSING GINZA」第2弾の企画です。

資生堂の初代社長・福原信三は、今年2016年に創設100周年を迎える化粧品部(現
SHISEIDO THE GINZAの前身)、意匠部(現 宣伝・デザイン部)、試験室(現 リサーチセンター)を創設するなど、今日の資生堂の事業基盤をつくりあげました。経営者でありながら芸術を愛した信三は、「商品をしてすべてを語らしめよ」「ものごとはすべてリッチでなければならない」と語り、その美意識は今日の資生堂のクリエーションに脈々と受け継がれています。

一方で信三は、弟の路草(本名・信辰)らと共同で「寫眞(しゃしん)藝術社」(1921(大正10)年)や日本写真会(1924(大正13)年)を結成するなど共に写真家として活動しました。信三と路草は、主に日常の何気ない光景を被写体とし、それらに光が当たり「美」が立ち上ってくる瞬間をレンズに収めて、光と影のバランスが緻密に計算された作品を生み出してきました。日常の中に存在する「美」を捉える姿勢は、「美しい生活文化の創造」という資生堂の企業理念の原点とも言えます。

本展では、資生堂 宣伝・デザイン部のフォトグラファー金澤正人が信三と路草の美意識を受け継ぎながら、現代のデジタル技法を駆使してリプリントした初公開の作品を中心に、信三と路草に関連する展示を行います。銀座に立地する資生堂の4つの文化発信拠点が連動し、過去から未来へ、資生堂の「美の源流」を発信します。

福原信三撮影 タイトル不詳 台湾1940

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福原路草撮影 タイトル・撮影場所・日時等不詳

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各拠点における展示「資生堂銀座ビル(Ginza Communication Space)」

「資生堂銀座ビル(Ginza Communication Space)」
●会期:2016年4月5日(火)~6月24日(金) 
●開館時間:10:00~19:00
●定休日:土曜日・日曜日・祝日
●展示内容:①1Fウィンドー:テーマ「万物資生」(日本の原風景を表現した作品)
      ②2F:「木・人・景」(信三・路草の未公開作品を中心としたニュープリント、宣伝・デザイン部フォトグラファー金澤正人の作品)
●住所:東京都中央区銀座7-5-5 資生堂銀座ビル 1F~2F
●TEL:03-3575-5431(資生堂 企業文化部)
●入場無料

福原信三撮影 タイトル不詳 撮影場所岡山 撮影日不詳

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各拠点における展示「SHISEIDO THE GINZA」

●会期:2016年4月14日(木)~6月14日(火) 
●営業時間:11:00~20:00
●会期中の店休日:2016年5月18日(水)
●展示内容:①1Fステージ:「椿」(路草が撮影した椿の作品をモチーフとしたフランスの伝統的な技法によるオートクチュール刺繍作品)
      ②2F:「巴里とセイヌ」(信三の写真集「巴里とセイヌ」に掲載された作品)
●住所:東京都中央区銀座7-8-10
●TEL:03-3571-7735
●入場無料

福原路草 椿 自邸庭 麻布笄町 1940

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各拠点における展示「東京銀座資生堂ビル」

●会期:2016年4月5日(火)~6月24日(金) 
●営業時間/定休日:
  <1F展示コーナー>11:00~21:00/無休
<4~5F資生堂パーラー 銀座本店>11:30~21:30 (L.O.20:30)/
月曜日(祝日の場合は営業)
<11Fバー エス>17:00~23:30 (L.O.23:00)/土曜日・日曜日・祝日
●展示内容:①1F展示コーナー:福原信三の写真集を展示
      ②4~5F資生堂パーラー 銀座本店:「銀座と巴里」
      ③11Fバー エス:信三の写真集「巴里とセイヌ」に掲載された作品より「集う人」をテーマにセレクト
●住所:東京都中央区銀座8-8-3
●TEL:03-3289-2099(資生堂パーラー広報グループ)
●1F展示コーナーのみ入場無料
※資生堂パーラー 銀座本店およびバー エスは、店内装飾の一部として展示

福原信三 博労 『巴里とセイヌ』 1913

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各拠点における展示「資生堂ギャラリー」

福原信三は、若手作家や前衛芸術家に発表の場を無料で提供し、その活動を支援することを目的として、1919(大正8)年に資生堂ギャラリーを開設しました。また、自ら展覧会の企画も手掛け、1928(昭和3)年から1931(昭和6)年まで「資生堂美術展覧会」を開催しました。
第二次世界大戦末期に一時閉鎖となり1947年に再開した際、第一線の作家たちに新作を依頼して展覧会を開くという「資生堂美術展覧会」のスタイルを継承し発展させた形で「第一回椿会展覧会」が開催されました。「椿会」は以降、時代とともにメンバーを入れ替えながら今日まで続いています。

資生堂ギャラリーでは、2016年4月28日(木)から6月19日(日)まで、赤瀬川原平(2014年逝去)、畠山直哉、内藤礼、伊藤存、青木陵子、島地保武の「第七次椿会」メンバーによる「椿会展2016-初心-」を開催します。「第七次椿会」は2013年に編成され、同じメンバーで2017年まで年1回の展覧会を開催していきます。2015年からは、椿会で初となるダンスの分野から島地保武を迎えました。本年は、第七次椿会の4回目となる展示を開催します。

●展覧会タイトル:「椿会展2016-初心-」
●アーティスト:赤瀬川原平、畠山直哉、内藤礼、伊藤存、青木陵子、島地保武
●会期:2016年4月28日(木)~6月19日(日)
●開館時間:平日11:00~19:00 日・祝11:00~18:00
●定休日:毎週月曜日
●住所:〒104-0061 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビルB1F
●TEL:03-3572-3901

「椿会展2015-初心-」会場風景 撮影:畠山直哉

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※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。