左:発売当時の「資生堂スポッツカバー」、右:資生堂社の企業文化誌『花椿』への掲載記事
始まりは1956年のこと。戦後11年を経てもなお、日本では戦禍によるやけど跡で苦しむ人が多く存在していました。そんな人たちの苦しみを少しでも軽くすることはできないだろうか?資生堂社は人道的な見地から研究開発を実施しました。そこから生まれた製品が「資生堂スポッツカバー」です。
戦禍の傷に限らず、顔や手足、胸など露出する肌に残る傷跡ややけどの跡があることは、当時の社会では外見に対する意識を強くさせる要因となりがちでした。
少しでも心の傷を癒したいという願いが込められた一品は、当時発行された販売読本に「日本で初めて作られた唯一の特殊化粧料」と記されていました。さまざまな苦しみを抱えた人々の気持ちを癒したであろう、希少な化粧品の誕生です。
時は流れ、今日の「パーフェクトカバー」に受け継がれているこの製品の誕生こそが「資生堂 ライフクオリティー メイクアップ」の原点です。