“自分らしく生きる”時代

沖縄でのゴルフの様子
長時間日光を浴びるゴルフでは、紫外線対策がマスト！

中島さんは、資生堂トップビューティースペシャリストの中でも“一番のアクティブ派”だと伺いました

中島）「美容部員は日焼けしてはいけないから、アウトドアスポーツはもってのほかじゃない!?」と言われる事もありますが、私は小さいころから常に屋外にいるような“おてんば娘”で、今もゴルフやマリンスポーツなど、太陽の下にいる事がとても好きです。しかし、仕事柄、肌や髪がボロボロ…という訳にはいきませんので、“どのようにしたら、スポーツを楽しみながら、自分らしく美しくいられるか”を考え、工夫してきました。

「自分らしく、美しくいる」っていいですね！

中島）コロナという大きな環境変化もあり、ここ数年で“自分らしくありたい”と考える人が増えていると言われています。ビューティーに対する価値観も “その人そのものの美しさを認めよう”と変わってきている印象があります。以前は私も「美に関わる職業だから」と、日焼け後のケアができる十分な時間がないと安心してレジャーの予定が立てられず、旅行を諦めた事もあります。その頃は「色白＝美しい」という考え方でした。今は“肌の白さ”ではなく、“肌が生きいきしているか、透明感があるか”という事を重視する人が増えています。

“美しさ”の定義が変わってきているのですね

中島）その人ならではのライフスタイルや価値観がたたずまいに映る事が個性で、そういう個性がある人が素敵…と感じる人が増えてきているのではないでしょうか。 アウトドアやスポーツが好きな人の小麦色の肌や、笑いジワがたくさんある顔、グレイヘアなど…どれもその人の生きざまが反映されたもので、魅力として受け入れられる時代になっている気がします。

アウトドアスポーツで日焼けした肌色に悩んでいる人にとって、嬉しい変化ですね

大事なのは“透明感”

“透明感”ってよく聞きますが、何でしょうか？

中島）少し専門的になりますが、資生堂が定義する「透明感がある肌」とは、「表皮のターンオーバー（肌の代謝サイクル）が順調で、角層が重層化しておらず、メラニン代謝が良好で、うるおいが保たれている肌」の事を指します。端的に言うと、「見た目にくすみがなく、触るとなめらかでごわつきがない状態」です。この「透明感がある肌」を実現するには、きちんと汚れを落とし、必要な水分や油分を適切に補う事が大切です。そして、紫外線を浴びる環境にいる方は、日焼け止めを使って紫外線ダメージを防ぐ事も大切です。

肌や髪の状態が整っていると、見た目の清潔感や印象も違いますよね

中島）しっかりとケアできている事が、本人の自信にも繋がっているからだと思います。自分に自信が持てると、表情や行動、発言も変わってきますよね。

スポーツとビューティーのつながり

沖縄でのSUP（スタンドアップパドルボード）の様子
マリンスポーツでは、定期的な日焼け止めの塗り直しが大切！

スポーツをする方のビューティー面における特長はありますか？

中島）スポーツをされる方は、血行が良くなる事で身体の隅々まで栄養が行き届きやすく、加えて、代謝が良くなる事で老廃物の排出も促されますので、肌が生きいきとしている方が多いように感じています。また、スポーツのパフォーマンスを上げるために選んだ食事や栄養素が、身体に良いものである事が多く、肌や髪・爪などすべてがきれいで素敵な方が多いのではないかと思います。

最近、美意識が高いスポーツ選手も増えています

中島）昔は、競技の時にメイクをする、アクセサリーをつける、などはご法度だったかもしれませんが、今ではその方の個性として受け入れられるようになってきていますね。

「アクティブビューティー」が、“心身ともに豊かで生きいきとした美しさ”であるという事がよくわかりました

次回「資生堂トップビューティースペシャリストが提案する“スポーツ時のビューティーケア”」に続く　※6/15(木)更新予定

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