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「資生堂・JAL レディスオープン」 ディフェンディングチャンピオン(2025年優勝者)
永峰 咲希 選手 インタビュー

永峰 咲希 選手 プロフィール
- 宮崎県宮崎市出身
- JLPGAツアー通算4勝(2026年4月時点)
- 趣味は身体を動かすこと
2025年7月6日。プレーオフ3ホールまでもつれた熱い戦いは、永峰咲希選手(以下、永峰選手)の5年ぶりとなるツアー優勝の歓喜に包まれて幕を閉じました。
最終18番ホールで、劇的なバーディーパットを決めてプレーオフに持ち込んだ木戸愛選手の勢いを振り切り、栄冠を手にした昨年大会。勝利の舞台裏や、ディフェンディングチャンピオンとして臨む今大会について、お話を伺いました。
「歓喜」よりも先に訪れた「安堵」の気持ち
2025年大会、優勝を決めた瞬間の気持ちを聞かせてください。
永峰選手) あの瞬間、プレーオフも含めた長い戦いを「戦い切った」とホッとした気持ちが一番にきました。 そのあとに、じわじわと勝てたことへの嬉しさが込み上げてきたのを覚えています。 最終的には優勝副賞の資生堂化粧品100万円分をもらえる嬉しさが込み上げてきました(笑)
優勝の要因はどこにあったと思いますか?
永峰選手) フェアウェイキープ率が初日、2日目と高かったことが大きかったです。 戸塚カントリー俱楽部は、フェアウェイが一見広く見えても実際には狭かったり、広くてもバンカーが視界に入ることで狭く感じさせたりする難しいコース。 飛ばすというよりも、まずはしっかりフェアウェイに置いて、そこからグリーンを狙うという方針を徹底できたことが勝負のポイントだったかなと思います。
最も印象に残った場面を教えてください。
永峰選手) 最終18番ホールでの木戸選手のバーディーパットは、自分のプレー以上に忘れられない一打ですね。 あの瞬間、ギャラリーの歓声で本当に地面が揺れて、地響きとなって自分の身体に伝わってくるという初めての経験をしました。 正直なところ「手堅くいけば大丈夫だろう」という甘い考えが頭によぎっていましたが、あの一打によって、気合いを入れ直してプレーオフに臨むことができたと感じています。
「スロースターター」からの脱却、肉体改造の成果
昨年の2025シーズン全体を振り返っていただくと、どんな印象をお持ちですか?
永峰選手) いつもスロースターターな傾向がある私が、4月のKKT杯バンテリンレディスオープンで優勝争いに絡むことができるなど、シーズン序盤から調子を上げられていました。 資生堂・JALレディスオープンでの優勝後も、ツアー勝利は掴めなかったものの何度か優勝争いもでき、1年を通して充実したシーズンだったと感じています。 “ラッキー”な調子の良さではなく、練習してきたショットが試合でよい形で出せるなど、“積み重ねてきた努力が形となって表れた結果”だったことが嬉しかったです。
2025シーズンに入るにあたって意識されていたことは?
永峰選手) 2024年は体調を崩したり、身体に痛みが出たりして思うように動けなかった時期があったので、2025年は「コンディションの安定」を意識しました。 特に体力のなさを感じていたので、筋力トレーニングの量を意識的に増やしました。 身体が元気だとメンタルも安定しますし、トレーニング中はゴルフのことを忘れて集中できるので、気持ちの切り替えにも役立ちました。
その成果が実った一年だったんですね。
永峰選手) 頭の中で描いた理想の動きをしっかり体現できる土台ができたことで、「身体」と「技術」がうまく両立できた1年だったと感じています。 おかげさまでシーズン中は一度も体調を崩すことなく、安定して戦い抜くことができました。 ただ、最終戦のリコーカップが終わった翌日に風邪を引いてしまって、「気が抜けるってこういうことか」と実感しましたね(笑)
1人の女性アスリートとして「アクティブビューティー」に思うこと
この大会は、スポーツを通じて得られる心身ともに豊かで生きいきとした美しさ「アクティブビューティー」を応援しています。
女子プロゴルフ選手のみなさんがゴルフをプレーしている姿はまさしく「アクティブビューティー」だと思うのですが、永峰選手はプレーをするうえで心掛けていることはありますか?
永峰選手) プレー中は心に波を立てないことを意識しています。 もちろん、心の中ですごく喜んだり、逆にイラッとしたりすることもありますが、それを絶対に見せないように心掛けています。
感情をコントロールするのは、簡単ではないですよね。
永峰選手) 昔は感情をそのまま表に出して、次へのパワーに変えることも試してみたりしたのですが、あまりうまくいかなかったので、単純にこのやり方が自分に合っているんだと思います。 心をフラットにしている方が、何かが起きた時の気持ちの切り替えがスムーズですし、なにより疲れないんです。 ただそんな中でも、ふとした瞬間にこぼれる自然な笑顔は、私らしい「アクティブビューティー」の一つかなと思っています。
たしかにプレー中の永峰選手はクールに見えます。
永峰選手)
プレーしか見ていない方からは「普段は意外によくしゃべるんだね」と驚かれることもあります(笑)
この大会では前夜祭でプロのヘアメイクアップアーティストの方にヘアメイクをしていただけるそうですが、普段とは違う一面を世の中へ発信していただけるのも、女性アスリートとしてとても嬉しいですね。
優勝の副賞はいかがでしたか。
櫻井選手) 副賞の資生堂化粧品をたくさんいただいて、毎日楽しく使っています!特に「クレ・ド・ポー ボーテ」をライン使いしているのですが、先日母と一緒に写真を撮った時に、母から肌を褒められたことがとても嬉しくて。 また、オフにはJALさんの副賞の航空券を使ってハワイにも行かせていただきました。 その時の機内でも、いただいた「ベネフィーク」のオールインワンでしっかり保湿ケアをしていました。
優勝後、「ビューティー」への意識に変化はありましたか。
永峰選手) 今までは母のおススメをなんとなく使っていたのですが、副賞の化粧品を選ぶために、今回、事前に受けさせていただいた「オンラインカウンセリング」が本当に勉強になりました。 ここで色々教えてもらえたことで、自分の肌状態や場面に合わせて最適な化粧品を選ぶことができるようになったと思います。これは私にとって、大きな変化でしたね。
「もっと上へ」5年ぶりの歓喜を経て、進化し続ける永峰選手の現在地
手応えを感じた 2025年だったと思うのですが、2026年に強化したいと思っていることはありますか?
永峰選手) 得意とするショットで勝負できるように、フェアウェイキープ率をもう少し上げたいと思っています。 加えて、100ヤード以内でのウェッジの精度も課題と感じているので、距離感や打ち出しのイメージを高めていき、“バーディーチャンスをいかに増やすか”という点に取り組んでいきたいです。
2026シーズンの目標は?
永峰選手) 昨年達成できずに悔しい思いをした複数回優勝です。バーディーチャンスを増やし、優勝争いに加われる回数を増やして実現させたいです。
ディフェンディングチャンピオンとして今大会に向けた意気込みを教えてください。
永峰選手) 今年の開催コースは、戸塚カントリー倶楽部の西コースから東コースに変わりますが、大会が持つ素晴らしい雰囲気は変わらないはずです。 たくさんのギャラリーの方が足を運んでくださると思うので、昨年より成長した姿を見せたいです。 目標とする複数回優勝のうちの1回が、この「資生堂・JAL レディスオープン」になるように、連覇をねらって頑張りたいと思います!
永峰選手、ありがとうございました!


