ランニング（ジョギング）の実施状況

新型コロナウイルス流行による行動制限の中、「1人でできる」「“密”を避けられる」ランニングやジョギングは、大きな注目を集めました。リモートワークの増加で、「運動不足を解決しなきゃ」と始めた方も多かったのではないでしょうか。

2022年のスポーツ庁調査※１によると、過去1年間でランニング（ジョギング）・マラソン・駅伝を行った人は11.5%。ピークだった2020年の14.0％と比べると下がっていますが、2023年のランニングシューズ市場規模は前年比で23%増加※2しており、ランニングへの興味や実施頻度が再び高まりつつあることがうかがえます。

ランニングの魅力とは？

場所や時間を問わない

通勤や通学前の朝の時間帯や、帰宅後の夜の時間帯など、自分の好きな“すきま時間”で生活リズムに合わせて行うことができるので、続けやすいスポーツです。

特別な道具や施設が不要

専用に開発されたものや高価なアイテムはたくさんありますが、とりあえず動きやすい服と走りやすい靴さえあれば、いつでも始めることが可能です。

一人でも、仲間とでもできる

同スポーツ庁調査で、「運動・スポーツがもたらす価値」の回答１位は「健康・体力の保持増強」（72.6％）ですが、次いで「人と人との交流」（43.4％）が挙げられています※１。

1人でストイックに取り組むイメージがあるランニングですが、仲間と一緒に練習や大会に出場できるスポーツでもあります。家族やパートナーと始めるもよし、地元のランニングコミュニティーに参加して交流するもよし、ランニングを通して広がる“人との絆の輪”を楽しんでみるのもよいのではないでしょうか。

精神的な充足感が得られる

ランニングのような“一定のリズムで身体を動かす動作”は、ストレスを緩和する脳内ホルモン「セロトニン」の分泌が活性化されると言われています。さらに、「今日も目標の距離を走れた！」などの達成感を得ると、同じくストレス緩和に有効な脳内ホルモン「ドーパミン」も分泌されます。先述の「運動・スポーツがもたらす価値」への回答で3番目に挙げられたのは「精神的な充足感」(42.1％）※１ですが、ランニングやジョギングはまさにこれに該当するスポーツだと言えます。

ランニングを楽しむコツ！

ウォーキングからランニングへ

実施率が最も高い運動・スポーツはウォーキング(62.0％)ですが※1、中には「前ほど疲れなくなった、楽になった」「最近、少しもの足りない」などと感じている方もいるかと思います。そんな時は、まずは「ちょっと早歩き」をしてみましょう。さらに慣れてきたら、また少し速度を早める、ということを続けていき、「走った方が楽かも」と思うタイミングが来たら、少し走ってみましょう！ウォーキングとはまた違った気持ちよさが体感できるはずです。

聞きながら走る

音楽やオーディオブック、ニュースなどを聞きながら走ると、時間を有意義に過ごすことができますし、好きな音楽を聴くとテンションが上がります。最近は耳をふさがない「骨伝導イヤホン」もあるので、外の音も聞きながら安全に走ることができます。

お気に入りのランニングシューズを履く

気に入ったデザインのシューズで走ると、気分よく走ることができます。また、カーボンプレートが入った反発性の高いランニングシューズは、面白いくらい推進力が得られるので走ることが楽しくなりますよ。
※ただし、カーボンプレート搭載のランニングシューズは、履きこなすためにはある程度の走力や筋力や技術が必要なため、ランニング初心者はクッション性と安定性が高いシューズを選ぶことが重要

ランニングアプリを使う

走ったコース・距離や時間を記録できるランニングアプリは、「今月はこんなに走った！」などの達成感に繋がるのでおススメです。また、カロリー計算ができるものや、SNSシェアが簡単にできるものなどもあるので、それぞれの目的に応じたアプリを使用すると、モチベーションアップにつながります。

気兼ねなく、気軽にやれるスポーツの代表である「ランニング」。近所を軽くウォーキングやジョギングをしてみることから始めてみませんか？

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