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「アクティブビューティー」とは?

美しさには色々な定義があると思いますが、それは見た目の美しさだけではなく、体の内外の健やかさ、表情や体の動き、仕草など、様々な要素がそれぞれの美しさを形作っていると考えています。今回は、そこにフォーカスしながら資生堂が考える「アクティブビューティー」についてお話します。

「アクティブビューティー」をサイエンスしたら「心・技・体」にたどりついた?

白土真紀 プロフィール

資生堂 みらい開発研究所 主任研究員
博士(健康科学)、日本体力医学会認定健康科学アドバイザー

運動や栄養、リラクセーションなど、健康科学をもとにした美容ソフトの研究開発や、化粧行為による五感刺激が心身に及ぼす影響など、美容と生活習慣に関する研究が専門

「アクティブビューティー」とは何かを考えるにあたっては、まず「アクティブな美しさって一体なんだろう?」という素朴な疑問をブレインストーミングするところからスタートしました。色々と意見を出し合う中で、美しさを印象づける大きな要素として注目したのが、「動作の美しさ」でした。

では、「動作の美しさ」を形作るものが何であるか。この疑問を研究テーマとして茶道や舞踊、陸上競技など各分野のエキスパートの方々に、それぞれの動作を習得していく際の基本の動きについてインタビューを行いました。その結果、「歩く動作がすべての動作の基本」という結論に至りました。「歩く姿のきれいさ」は、体重や体脂肪率、筋肉量などの体の状態が影響するのはもちろんなのですが、さらに研究を進めていくと、美しく歩ける人はカラダの状態に加えてココロの状態も充実しているということがわかりました。

もう一つ興味深い発見は、普段あまり運動をしていない人がきれいに歩けるように練習をすると、カラダだけではなくココロの状態も良くなっていくことでした。スポーツの世界でよく使われる「心技体」の技の大切さを、科学的に証明することができたのが大きな成果でした。

世界的な健康志向の高まり、人生100年時代へのシフトなど、サステナブルな社会の実現が求められている中で、「人」として生きることへの喜びを感じながら心身共に健康的に、そして前向きな毎日を皆さんが過ごせるための一翼を私たちが担うことができるのならば、「アクティブビューティー」をサイエンスした意味も出てくると感じています。

生活者の運動・スポーツの実施頻度について

こちらの調査結果を年代別にもう少し細かく見てみると、男女ともに30~50代になると運動をしていないと回答する方が増えて、60代になると運動をし始める傾向がありました。ちなみに実施頻度への満足度が一番低かった世代は男性は40代、女性は30~40代でした。

※資生堂 レディスオープン調べ 2021.4.23 Web調査  15~69歳/男女2,000人に実施

ご自身の運動・スポーツの実施頻度はどれくらい?
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