セルフプロデュースとは?自分の上手い見せ方を学んで仕事に活かすやり方

セルフプロデュースとは？

「セルフプロデュース」とはその名の通り、自分を演出することを意味しています。自己演出と聞くと見た目だけを良くするイメージがあるかもしれませんが、内面も意識して行うことが重要です。

セルフプロデュースの基本的な流れとしては、自分を客観視して自身が持つ強み・弱みや個性をきちんと理解し、そのうえで「どうすればより良い自分になれるのか」を導いていくものになります。自己分析をしていく中で、メイクのテクニックを身につけることで効果的に見た目の印象を改善できたり、立ち居振る舞い・態度を変えることでコミュニケーション力を高めたりという、セルフプロデュースするための具体的な方法が見えてきます。

そして、セルフプロデュースは日々の生活だけではなく、仕事においても活用することができます。例えば、営業職の方であれば「人と会う機会が多いから、見た目の第一印象を良くするために何が必要だろう」と考えることができますし、会社役員など立場のある方であれば「会社の顔としてメディア等に出るときに、どのような点に気を遣えば全体的な印象が良くなるだろう」と考えて行動することは、セルフプロデュースのひとつであると言えるでしょう。

セルフプロデュースをすることによるメリット

より良い自分に自ら演出する試みがセルフプロデュースとなりますが、最初の自己分析を行うだけでも大きく変わるきっかけになることもあります。

では、セルフプロデュースをすることでどのようなメリットがあるのかについても、詳しく見ていきましょう。

評価やチャンスを得られる可能性が上がる

自己を演出するセルフプロデュースは、自分を上手にアピールすることにもつながり、それによって正しい評価が得られる可能性があります。ビジネスにおいては自身の属する会社の評価だけではなく、取引先からの評価も関係し、信頼感を得ることにもつながるでしょう。

また、このように周りからの評価も変わることから、これまではなかったチャンスを得る機会が出てくることもあります。

セルフプロデュースのやり方

先述した通り、自分を客観視して強みや個性を伸ばす・弱みを減らすことがセルフプロデュースの流れであり、そこから自分に必要な方法・手段が見えてくるものですが、自己分析はどのように進めれば良いのかがわかりにくいかもしれません。また、セルフプロデュースするために、見た目から入るべきか、それとも内面から進めていくべきかの判断もつきにくいでしょう。

そのために、セルフプロデュースの主なやり方を解説していきます。

自分の外見的・内面的な特徴を洗い出してみる

まず最初に自身への理解を深めるため、外見的な特徴だけではなく、内面的な特徴も細かく書き出してみましょう。このときは、強みと弱みを関係なく、ただ特徴として書き出すようにしてください。

例えば外見であれば、肌質や身長などわかりやすいものから、髪質など細かなところまで挙げていきましょう。内面的なものとしては、自分の得意不得意なことや性格、仕草などがポイントです。

もし難しい場合は家族や友人など第三者からの視点ももらえると、より効果的に洗い出すことができます。

見た目からセルフプロデュースする方法は？

内面については意識したり、不得意なことは時間を重ねることで改善できるようになりますが、見た目については何からどのように始めれば上手く進められるのか、迷うことも多いかもしれません。

そこで、効果的に見た目のセルフプロデュースを行う方法とコツについて、解説していきましょう。

仕草や立ち居振る舞いを見直してみる

自己分析によって、例えば姿勢が悪いといったマイナス面が分かった際、姿見を見ながら姿勢を正してみるだけでも見た目の印象は大きく改善できます。

また、ちょっとした仕草や表情を意識することも見た目の印象の改善につながるでしょう。動作や所作は第一印象にも関わるため、他者から見た目が良いように見えるということもあります。

自分だけではなく他者からの視点も考えたうえでの見た目の改善として、仕草や立ち振る舞いから見直してみることも始めてみてください。

パーソナルカラー診断などを活用し、自身により似合うものを理解する

パーソナルカラー診断とは、肌質などから総合的に似合う色を判別できるものであり、パーソナルカラーを知ることで自身に合う色の組み合わせなどを知ることができる診断です。これを活用することで、よりベストな髪色や服装を選ぶ基準を得ることができます。

男性でも眼鏡やネクタイなど小物に自身のパーソナルカラーを活かす色を取り入れることで、より効果的に魅力的な印象を演出し、理想とする「なりたい自分のイメージ」を実現することにつながります。見た目をセルフプロデュースする際は、身体全体だけではなく肌など細かな部分も併せて、自身の特徴を活かすことを心がけましょう。

効果的なメイクを取り入れる

先述したパーソナルカラー診断をすることによって、自分に合うメイクはどのようなものかを正しく理解できるようになります。

また、女性だけではなく男性もメイクを取り入れるのも効果的です。実は男性の肌は女性よりバリア機能が低く健やかな印象を与えるにはお手入れが大切です。また、男性の方がメイクによる効果が大きいという場合も少なくありません。

男性でも眉を多少書いたり、コンシーラーで目の下の隈を消したりなどの簡単なメイクも見た目の印象を良くするのに効果的であり、社会人の見た目に関するマナーとして徐々に浸透してきている考え方となってきています。

男女問わず、自分の魅力を最大限引き出すためにメイクを活用してください。

効果的にセルフプロデュースするには？

もし自身で進めるセルフプロデュースに不安がある・正しくセルフプロデュースできているのかがわからないといったときは、外部研修を受けてみるのも良いでしょう。

資生堂では「ビューティ＆セルフプロデュースプログラム（BEAUTY&SELF PRODUCE PROGRAM）」として、さまざまな研修プログラムを用意しています。こちらは資生堂が90年間培ってきた接客やメイクのノウハウを活用して、ビジネスに携わる方の魅力を最大限引き出すためのさまざまなレッスンを行うものとなっています。

第一印象をより良く見せるために、見た目の改善だけではなく好印象を与える話し方や姿勢についても学ぶことができる「第一印象アップコース」やビジネスシーンでなりたい自分を実現するための「『研ぎ澄ます』セルフプロデュースコース」などといったコースを展開しています。

要望や職種・キャリアに合わせたさまざまなコースのほか、ご相談からも受け付けておりますので、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。

セルフプロデュースを仕事にも活かして、魅力的な自分を演出しよう

セルフプロデュースすることは「自分磨き」のように感じられるかもしれませんが、ビジネスシーンにおいても重要となる要素にも深く関わっています。先にも述べましたが、接客業や営業職などお客様と対面でやり取りする職種・業種に属している人であれば、第一印象の改善を行ったり、人前に出る機会が多い人であれば清潔感や魅力を引き出す方法を知ることができたりと、セルフプロデュースとビジネスは密接に関わっていることが多いです。

その中で自身の行動・意識で改善できるものもあれば、メイクなど道具を使うことで改善できるものもあります。資生堂の「ビューティ＆セルフプロデュースプログラム（BEAUTY&SELF PRODUCE PROGRAM）」はそうした方々のセルフプロデュースをより効果的に進められるように組まれたレッスンコースとなっておりますので、興味のある方はぜひ一度見てみてください。