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営業職に大事なのは第一印象?
見た目から印象を良くするポイント

目次

  1. 営業職だとなぜ第一印象が大事になる?
  2. 心理学からわかる第一印象の重要さ
  3. 第一印象を良くするためのポイント
  4. 見た目から第一印象を良くするには?
  5. 資生堂のノウハウを活かした研修プログラム

営業職だとなぜ第一印象が大事になる?

さまざまな人と会う機会が多い「営業職」においては、特に第一印象が重要であると言われています。営業職に限らず、接客業などでも第一印象を良くすることは、仕事をスムーズに進めるためには重要なことですが、営業職だと商談やアポイントメントの獲得など仕事の成果につながることが多いことから要素として重要視されているのだと考えられます。

第一印象とは見た目だけではなく、言葉遣いや仕草、立ち居振る舞いから総合的に評価されるものです。話し方や表情で好印象を持ってもらえるように心がけても、装いがきちんとしていなければ、結果として第一印象が悪くなってしまうということもあるでしょう。

そのため、営業職など人と直接対応することが多い職種・業種の方はなるべく第一印象で良い評価を得られるよう、気を配る必要があるのです。

今回は、第一印象を良くすることがどのような影響を与えるのか、そして、第一印象を改善するためのポイント・方法などを解説していきます。

心理学からわかる第一印象の重要さ

第一印象が重要であるという点については、心理学においても研究されています。有名なものとしては「メラビアンの法則」と「ハロー効果」で、ビジネスシーンにおいても活用できるものとなっています。

ただ、時に間違った使われ方をされていることもあり、有効的に活用するためには正しく理解しておかなければいけません。では、それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。

メラビアンの法則では視覚情報の影響が大きいことが示されている

心理学の「メラビアンの法則」とは、コミュニケーションの中で発せられる言葉の内容や声色などから感じ取れるイメージ、見た目の印象などから得られるさまざまな情報に矛盾が生じている場合、特に視覚を通じて得た情報を重視して、人は判断するという法則です。研究者によって行われた実験では、影響を与える割合は「視覚情報55%・聴覚情報38%・言語情報7%」という結果となっています。

ここでよく誤解されているのは「言葉の内容より見た目の情報の方が重要である」というものですが、メラビアンの法則で提唱されているのは前述した通り「言葉や見た目などの情報が矛盾した状況で与える影響が大きい情報は何か」というものであり、決して見た目の情報だけが重要ということではありません。

そして営業などのビジネスの場では、矛盾した状況というのは意外とあることで、メラビアンの法則の考え方を理解しておくと、状況によってはマイナス面をカバーすることにもつながります。例えば、話すことがあまり得意ではないとしても、清潔感のある見た目や笑顔で会話することを心がけておくと、見た目の印象が良い影響を与えて大事な場面でも信用を勝ち取れることもあるでしょう。

メラビアンの法則で最も重要なことは、言語情報と非言語情報を一致させることで第一印象が与える効果を最大限に引き出せるということですが、言動と行動が矛盾している場合には非言語情報が優先されることを考えると、見た目には気を遣った方が良いと考えられます。

好意的な印象が評価につながる「ハロー効果」

「ハロー効果(halo effect)」とは認知バイアスのひとつであり、英語で「後光」を意味するハロー(ヘイロゥ)になぞらえて、目立つ特徴に評価が引きずられるというものです。良い評価を引き出すものが「ポジティブ・ハロー効果」と呼び、逆に悪い評価につながってしまうものを「ネガティブ・ハロー効果」と言われています。

第一印象の良さはこのハロー効果でポジティブな評価を引き出すのに活用でき、見た目や振る舞い方で良い印象を与えることができれば、そのあとにつながる評価も良いものにつなげることができます。

ただ、ハロー効果にもデメリットがあります。例えば、第一印象が良かった相手でもその後評価が下がってしまう言動や振る舞いをしてしまうと、バイアスが外れて、かえって評価を下げてしまう可能性も考えられます。

ハロー効果は長く持続するものではないため、営業職に携わる中で活用する際は、なるべくその後の印象を悪くすることのないよう、注意が必要です。

第一印象を良くするためのポイント

第一印象が与える影響・効果については心理学などの裏付けもあり、コミュニケーションにおいては重要な要素であるものの、実際に良くするためにはどのような点に気を配る必要があるのでしょうか。

特に第一印象につながるものとして、ポイントとなるものをいくつか紹介していきます。

清潔な身だしなみを心がける

好印象を与える身だしなみとしては、清潔感のある見た目がベストになります。汚れのあるシャツやブラウス、着古したようなよれよれの服を着用していると、第一印象は当然良くありません。

また、清潔感は髪や肌、爪先まで細かい部分でも出てくるものです。どこか部でも無精な印象を持たれてしまうと、せっかく他の部分を整えたとしても総合的にマイナスとなってしまうことさえあります。

清潔感を出すためには服装だけではなく、すべてにおいて、細部に渡り気を配るようにしましょう。

明るい表情や綺麗な姿勢を意識する

「メラビアンの法則」における実験では、顔の表情が大切であるということもわかっています。例えば不機嫌な表情で会話をしたときにどのような印象を持つかというようなテストが行われ、その結果から視覚情報が与える影響が大きいという結果になりました。このことから、明るい表情で会話をする方が相手に与える印象もポジティブなものとなりやすいため、第一印象を良くしたい場合は笑顔などを意識することも重要だと考えられます。

また、姿勢も意識できていると、見た目の印象も良く見えてきます。猫背や椅子に寄りかかり過ぎる姿勢だとだらしない印象となってしまうので、表情だけではなくより奇麗な姿勢でいることも重要といえるでしょう。

相手が聞きやすいように会話をする

聴覚情報も影響が大きな要素ですが、会話をするときは相手が聞きやすいかどうかを考えられると良いでしょう。話し方も聴き取りやすい早さで、声量も大きすぎず小さすぎず、聴きやすい大きさで話せるとベストです。

無理にハキハキと快活な話し方をする必要はありませんが、相手の反応をきちんと見て、自分の伝えたい内容を正しく伝えることができているかを確認しながら会話することを心がければ、おのずと良い印象につながっていきます。

見た目から第一印象を良くするには?

先述した通り、清潔な身だしなみを心がけることが第一印象の改善にもつながりますが、具体的にどのような点から見た目を改善できるのかを解説していきます。

有効な方法ですので、参考にしてみてください。

自然な整った髪型にする

特にビジネスシーンにおいて自然で整った髪型の方が第一印象が良くなりやすいです。無造作ヘアーもおしゃれではありますが、仕事における信用を得たいというときにはカジュアルな見た目が評価を下げてしまうため、あまりおすすめできません。

くせ毛の方でもきちんとセットされているか、それとも特に手入れがされていないかで印象が変わります。基本は清潔感を与える髪型を意識して 、セットすると良いでしょう。

メイクを取り入れて肌を綺麗に見せる

肌は自身の肌をよく知り、お手入れを丁寧にすることでよりメイクが際立ちキレイに魅せることが可能です。自身の肌をよく知り、お手入れを丁寧にすることでよりメイクが際立ち、綺麗に魅せることが可能です。

ビジネスシーンに合った、清潔感のあるナチュラルな仕上がりが望ましいでしょう。

また女性に限らず、男性も目立ってしまう髭剃り跡をコンシーラーで消したり、ファンデーションで肌を明るく見せたりと、メイクが有効となる点は少なくありません。

立ち姿や所作にも注意する

こちらも先述しましたが、姿勢や所作も第一印象に影響を与える要素のひとつです。服装や髪型、肌などを整えるのに加えて、丁寧なおじぎや所作を心がけると、より好印象を与えることができるでしょう。

見た目がきちんとしていても、動きが粗雑であったりすると、悪い評価につながってしまいます。見た目からの印象を良くするためには、人前での立ち振る舞いでも良い印象が与えられるよう、意識してみてください。

資生堂のノウハウを活かした研修プログラム

資生堂では「ビューティー・セルフプロデュース」という、これまで培ってきた接客・接遇・メイクなどのノウハウを最大限活かし、第一印象やコミュニケーションに特化した研修プログラムをご用意しています。

信頼感や清潔感を与えるためのメイクや所作のテクニックなどをお伝えしたり、お客様の心を掴むためのコミュニケーションに活用できる会話術・スタイルの見つけ方などを学んだりすることができます。

特にお客様と接する機会が多い職種・業種の方にとっては実務に直結する研修となっていますので、ご興味のある方は一度下記メールフォームよりご相談くださいますと幸いです。