ビジネスに適したオフィスメイクのやり方は?
好印象を与えるためのポイントと覚えておきたいマナー
目次
ビジネスシーンに適した「オフィスメイク」とはどのようなもの?
清潔感や大人らしさなど、社会人として落ち着いた印象を相手に与えるメイクが「オフィスメイク」になります。そのため、オフィスメイクをする際は、自分を綺麗に見せる・魅せることを目的とするよりも、社会人としてのマナーや健康的で好印象を与えられるか印象を与えられるかどうかなどを心がけることが重要です。
ただ、職種によっても適したオフィスメイクが必要とされる場合があります。堅実な職種の場合はナチュラルでベーシックなものが好まれることが多く、流行を追うことが多い職種の場合には、トレンドのメイクの方が適していることもあります。
社会人として押さえておきたいマナーとしてのメイクではあるものの、職種や業種によってはTPOに合わせたメイクが必要とされる場合があります。その中でも、今回はオフィスメイクの手順に加え、化粧品選びのポイントを解説していきます。
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オフィスメイクのテクニックとポイント
好まれるメイクとは、オフィスメイクで重要なのは「落ち着いた印象のあるナチュラルなメイクである」ことになります。ベースメイクやアイメイクもナチュラルでシンプルなものが適しており、チークやリップの色も血色を良く見せることを意識して選ぶことが大切です。
では、オフィスメイクのテクニックとそれぞれのポイントについて、ひとつずつ見ていきましょう。
最初のベースメイクから清潔感を意識して
まず最初に行うベースメイクは清潔感のある自然な仕上がりを意識して行うようにしてください。化粧下地を顔全体になじませてから、ファンデーションを塗っていきます。
肌悩みはコンシーラーで調整することで、ナチュラルで好印象なベースメイクに仕上がります。これで、ベースメイクは完了です。
眉メイクはゴールデンバランスに
バランスのとれた美しい眉を描くためにはゴールデンバランスを知る必要があります。眉メイクをする際は次のことを意識すると、そのゴールデンバランスに沿った眉毛に仕上げることができます。
①目頭の真上は眉頭の真上から始まる
②眉尻は小鼻と目じりを結んだ延長線上
③眉頭と眉尻は水平な一直線上
④眉の下側の角度は10度が標準
⑤眉山は眉頭から約3分の2のところ、目尻コーナーの内側(白目の終わりの真上)
また、形が左右対称であること・眉の長さも確認しておきましょう。
アイメイクはダークカラーで立体感のある目もとに
オフィスメイクにおけるアイメイクもナチュラルに仕上げた方が良く、ダークカラーなどを使用して立体感のある目もとになるようにしていきましょう。例えば、ブラウン系アイシャドウのパレットのうち、一番明るめのカラーをまぶた全体に広げ、その次にダークカラーでアイラインをぼかすようにしてグラデーションを作ると、ナチュラルでパッチリとした目元に仕上がります。マスカラを塗る際も、まつげの根もとにはしっかりと液をつけ、毛先に向かって抜くようにしていくと、自然な仕上がりになります。
オフィスメイクにおけるアイメイクでは、目じりを強調したり涙袋を作ったりしてしまうと、かえって頼りない印象となりがちですので、避けた方が良いでしょう。
リップやチークは健康的な仕上がりで
最後に顔全体が明るく見えるよう、チークや口紅で血色の良さや健康的な印象をプラスしていきます。
チークは笑顔を作ったときに頬が高くなった位置を中心にして、楕円に広げていきましょう。色としては、コーラルピンクなど明るめのピンクで、かすかに赤みを差す程度がベストです。
そして、口紅についても自然に肌へ馴染むよう、グロスやパール感のないものの方が良いでしょう。リップクリームで保湿をしたのち、口紅を中央から薄く広げて、最後に唇の上下を合わせてなじませていきます。
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オフィスメイクに適した化粧品選びのコツ
仕事中はメイク直しができない場合もあり、そのままにしておくことで、周りの人からの印象も悪く受け取られがちな場合もあります。
また、肌の色や肌タイプによって合うものも異なるため、オフィスメイクに適した化粧品を選ぶときは自身の肌のこともきちんと理解しておく必要があります。
次からは、オフィスメイクに合う化粧品を選ぶコツについて、説明していきます。
つや感の強いファンデーションは避ける
先にも述べた通り、ベースメイクはナチュラルな仕上がりが望ましいため、つや感が気になる場合はフェイスパウダーで適度に押さえるなどして、調整するのが良いでしょう。
なお、パウダーファンデーションとリキッドファンデーションのどちらがオフィスメイクに適しているということはありません。リキッドファンデーションはうるおいのある肌に仕上げられ、パウダーファンデーションは持ち運びもでき外出先でも手軽に使用しやすいというメリットがあるため、自身の肌タイプや使いやすさからファンデーションを選びましょう。
肌のブルべ・イエベを理解した色選びをする
肌には「イエベ(イエローベース)」と「ブルべ(ブルーベース)」のパーソナルカラーというものがあり、基本的には下記の4種に分類されます。
①スプリング
②サマー
③オータム
④ウィンター
オフィスメイクにおいてはブラウン系のアイシャドウやピンク系のリップを用いて自然なメイクに仕上げるのが基本ですが、例えばスプリングの人はより明るくクリアなカラーのリップを選んだり、サマーの人はソフトなパステルカラーのリップを用いると、好印象な仕上がりにできます。
自分のパーソナルカラーをきちんと理解したうえで、自身にあった色選びができるとより魅力的に感じさせることができるでしょう。
化粧直しができないことも考えて持続性の高い化粧品やテクニックを使用する
オフィスメイク用の化粧品は、ウォータープルーフのマスカラや持続性の高い化粧下地・ファンデーションを選ぶことをおすすめします。
化粧直しをする場合には、フェイスパウダーなどの手直しがしやすいアイテムも用意しておきましょう。また、普段のスキンケアを入念にし、肌の保湿をしっかりと行っておくことが化粧崩れを防ぐ対策につながります。
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資生堂が提供する「ビューティ&セルフプロデュース(BEAUTY &SELF PRODUCE)プログラム」では、ビジネスシーンで外見と内面両方から自身の美しさを引き出すための研修を行っています。「第一印象アップコース」では営業職や接客業に携わる方に効果的な、第一印象をより良くするためのメイクや所作についてを学ぶことができ、「信頼感を高めるコース」ではさまざまなシーンで活用可能な清潔感のあるスキンケアのテクニックやメイクのコツを知ることができます。
それぞれのコースでは、パーソナルカラーの診断やより自身に適したメイク方法やテクニックはもちろん、所作や会話の仕方など内面・コミュニケーションの点でもビジネスで有効なポイントについても学べるプログラムとなっていますので、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。
自然で健康的な仕上がりを意識して、ナチュラルなメイクを心がけよう
オフィスメイクではTPOに合わせて相手の印象が良くなることを考え、派手過ぎずにナチュラルなメイクに仕上げることが重要です。しかし、薄くし過ぎると地味に見えてしまい、かえって印象が悪くなってしまうこともあるため、ただ薄くメイクするのではなく、自身にぴったりの色やアイテムを選んで、健康的でさわやかな見た目にすることも意識しておきたい点です。
そのためには、オフィスメイクのポイントをきちんと理解し、また自分のパーソナルカラーについても正しく知っておく必要があります。
資生堂の研修プログラムでは、ビジネスシーンに最適なメイクを学べるほか、さまざまな職種で活用できる所作や会話の方法なども学ぶことができます。これまで資生堂が培ったノウハウを最大限活かした研修となっておりますので、メイクを学ぶだけではなく、会社全体でスキルを高めたいという場合にもご活用ください。
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