社会人メイク初心者でも大丈夫!メイクの基本手順と上手な化粧品の選び方

社会人メイク初心者が覚えておきたい基本

社会人メイクは、相手に不快感を与えず、第一印象で好印象を持ってもらうために、清潔感と落ち着きのある印象を演出することが大切です。
基本となるポイントをしっかり押さえつつ、年齢や立場に応じて自分に合ったメイクを身につけていくと良いでしょう。
清潔感のあるナチュラルメイクにすることが重要
まず社会人としてのメイクは「清潔感のあるナチュラルメイク」であることが求められます。これは、ただ薄いメイクをするということではなく、健康的な血色感、透明感のある肌、整えられた眉、自然なツヤ感などを意識したメイクのことであり、これらによって清潔感のある第一印象を演出することができます。
詳しいメイクの手順は後ほど解説していきますが、意識するポイントとしては、ベースメイクでは厚塗りを避けたり、肌の色に近いファンデーションを選んだりなど、自身の魅力を引き出すことを心がけていきましょう。
スキンケアがメイクの仕上がりにもつながる
毎日のていねいなスキンケアは、肌トラブルを防ぐだけではなく、メイクのノリや持ちなどメイクの仕上がりを高めることにもつながります。スキンケアを怠って肌の状態が荒れてしまうと、ファンデーションが浮いたり、毛穴落ちしやすくなったりと、メイクの仕上がりにも悪影響が出てしまいます。
そのため、日々の洗顔やスキンケアにも十分気を配る必要があります。
まず洗顔料をしっかり泡立て、弾力のある泡で顔全体をやさしく包み込むように洗い、ぬるま湯でていねいに洗い流します。洗顔後には化粧水で肌にうるおいを与え、乳液で油分を補ってうるおいを閉じ込めることで、肌のモイスチャーバランスを整えます。また紫外線も肌の老化やシミ、そばかすの原因となるため、日焼け止めも忘れずにつけましょう。
また化粧水や乳液の余分な油分が肌表面に残らないように、しっかり肌になじませてからメイクをしましょう。肌表面がべたついた状態でメイクをすると化粧ノリも悪くなり、メイクも崩れやすくなってしまいます。
初心者は必要最小限の化粧品でOK
メイク初心者だと、化粧品も何を揃えれば良いのか迷ってしまったり、実際にメイクをしてみると使わないことが多いというアイテムも出てくるかもしれません。
初心者の場合はまず必要最小限で使いやすいコスメを揃え、慣れてきたらメイクツールや他のアイテムも試すようにしましょう。ただ、チークに関しては付属のブラシが小さいことが多く、初心者にとっては使いづらい場合もあるため、チークブラシは初めのうちに買うツールとしておすすめです。
いきなりさまざまなコスメを買い揃えるのではなく、まずは自分に合った化粧品のみを用意し、徐々にメイクに慣れていき、買い足すと良いでしょう。
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初心者でも簡単!社会人向けメイクの手順

では、実際の社会人向けメイクの仕上げ方について、ひとつずつ見ていきましょう。基本として、「ベースメイク」「アイブロウ」「アイメイク」「チーク・リップ」の4つを解説していきます。
STEP① ベースメイク
スキンケアで肌を整えた後、化粧下地とファンデーションでベースメイクを仕上げていきます。基本の方法をマスターすることで、肌の悩みをカバーし、透明感のあるベースメイクに仕上がります。
化粧下地は顔の内側から外側に向かって塗り広げることで、中心にはしっかりと、フェイスラインにかけては薄くなじませることができます。
その次にファンデーションを化粧下地と同様に、毛穴などが目立ちやすいほおの広い部分から塗り始め、フェイスラインは自然に仕上げると、メリハリのある仕上がりになります。ファンデーションには、リキッドタイプやクリームタイプ、パウダータイプなどさまざまな種類がありますが、自分の肌質や好みに合わせて選びましょう。
化粧下地はファンデーションのノリを高め、化粧崩れを防ぐ効果がありますが、仕事前にメイクをする時間があまり無いというときには「BBクリーム」のように、ひとつで化粧下地とファンデーションの役割を果たせるコスメを使うのもおすすめです。
最後にフェイスパウダーを軽く重ねていきます。フェイスパウダーは余分な皮脂を吸収するため、朝使うことで日中のテカリやファンデーションの崩れを防ぐことができます。
STEP② アイブロウ
眉は顔の印象を大きく左右するパーツであるため、社会人メイクでは重要なポイントです。メイクの順序にルールはありませんが、眉は顔全体のバランスを決めるパーツなので他のパーツよりも先にある程度仕上げておくと、全体の調整がしやすくなります。
まず、スクリューブラシで毛流れを整え、どこを描き足すと良いのかを確認しましょう。次にアイブロウペンシルやパウダーで眉を描いていきます。眉は次の「ゴールデンバランス」を意識して描くとバランスがとれ、キレイに仕上がります。
①眉頭は目頭の真上から始まる
②眉尻は小鼻と目尻を結んだ延長線上
③眉頭と眉尻は水平な一直線上
④眉の下側の角度は10度が標準
⑤眉山は眉頭から約3分の2のところ、白目の終わりの真上
最後に眉の形がきちんと左右対称になっているか、長さは同じかをチェックすることも忘れないようにしましょう。
STEP③ アイメイク
今回は基本として、アイシャドウ・アイライナー・マスカラの3つのポイントを解説していきます。
アイシャドウは自然なグラデーションで目力と立体感をアップさせましょう。明るい色はまぶた全体に広げ、中間色を二重幅に、締め色をまつ毛の生え際からぼかすようにのせると、立体感のある仕上がりになります。チップの片面で色をのせ、もう片面を使って境目の色をなじませることで自然なグラデーションに仕上げましょう。
そして、アイラインはまつ毛とまつ毛の間を埋めるように引くと、目のキワにしっかりラインが引け、目もとの印象が高まります。
アイラッシュカーラーでまつ毛を根もとからカールした後、マスカラをつけましょう。マスカラはまつ毛の根もとに当て、横にジグザグと小刻みに動かしながら液を絡ませるようにしっかりつけ、毛先に向かってすっと抜くようにブラシを動かしましょう。マスカラがダマになるのを防ぎ、根もとに濃さが出ることで目力が自然にアップします。
アイメイクは目もとの印象を大きく左右するため、業種や職種によっては印象をよりはっきりさせた方が効果的という場合もあります。基本の方法を押さえつつ、同僚や先輩のメイクも参考に、より適したアイメイクを見つけていきましょう。
STEP④ チーク・リップ
最後にチークとリップで血色感をプラスし、顔全体の印象を明るくしていきます。
チークはほおの高い位置にふんわりとのせ、楕円形になじませます。笑ったときに一番高くなる部分を中心に、広げすぎないようにしてください。
そして、リップはリップクリームで保湿したあとに口紅やグロスを塗っていきます。輪郭を綺麗に描きたい場合は、リップライナーを使うと良いでしょう。唇だけが浮かないように肌なじみの良い色味を選んだり、色持ちの良いティントリップなどもおすすめです。
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社会人メイクをよりキレイに仕上げるポイント

メイクをよりキレイに仕上げるためには化粧品選びや色遣いが重要です。仕事中はメイクを直す時間も限られることが多く、キレイに仕上げつつも崩れにくいメイクにできるとより良いでしょう。
そこで、重要となるポイントをいくつか紹介していきます。
メイクが崩れにくい化粧品を選ぶ
業種や職種によってはメイクを直す時間が作りにくいこともあり、仕事中にテカりが出てしまったりすると、第一印象に悪影響を及ぼすこともあるかもしれません。そのため、キレイなメイクを保つためにも化粧崩れがしにくい化粧品を選ぶのもポイントです。
例えば汗や皮脂で崩れにくいファンデーションや、ウォータープルーフのアイライナーやマスカラなどがあります。肌がテカりやすい方は、皮脂を吸着して化粧崩れを防いでくれる化粧下地を取り入れるのも良いでしょう。
自分に似合う上品な色遣いで印象アップ
上品な色遣いで印象をアップさせるには、目もとはベージュやブラウンなどの肌なじみの良い色合いを選ぶと、洗練された自然な印象になります。
自分に似合う色については「パーソナルカラー」を確かめると良いでしょう。パーソナルカラーは「イエベ(イエローベース)」と「ブルべ(ブルーベース)」の2種類から、明度や彩度、質感などを考慮し、「イエベ春」「ブルべ夏」「イエベ秋」「ブルべ冬」の4パターンに分類されます。
「イエベ春」の人はクリアではっきりした色が似合うなど、パーソナルカラーによってメイクで顔色を明るく見せる色や自分の魅力を引き出す色も変わりますので、自分のパーソナルカラーは理解しておくことをおすすめします。
ピンポイントでトレンドカラーを取り入れてもおしゃれに
トレンドカラーを取り入れる場合は、目もとや口もとなどワンポイントで取り入れるとおしゃれな印象になります。アパレル業界など流行りを取り入れた方が第一印象がより良くなるという場合には特に有効です。
さまざまな部分に取り入れてしまうと、全体のバランスが崩れたり、メイクが派手になりすぎてしまうこともあるため、目もとだけなど、目立ち過ぎない箇所に取り入れるようにしましょう。
社会人メイク初心者向けの化粧品選び

初めての化粧品選びだと、価格が高くても長く使えるものであったり、評判の良いものを選んだりしたくなるかもしれませんが、「自分に合うか」と「使いやすいかどうか」を特に重視して自由に選びましょう。
例えば、アイシャドウを選ぶときも使わない・使いにくい色のあるものよりも、肌なじみの良い色遣いで濃淡をつけやすい色が揃っているパレットの方が初心者にはおすすめです。
値段や評判だけを参考にするのではなく、普段のメイクや予算を踏まえて、自分に特にぴったりな化粧品を大事に使うことを心がけると良いでしょう。
初心者からも美のプロに学べる資生堂の独自研修
メイクをしてみても何か違和感があったり、今のメイクが自分に本当に合っているのかが不安だったりするときは、一度しっかりとメイクについて学び、理解を深めてみても良いかもしれません。
資生堂の「ビューティ&セルフプロデュース(BEAUTY &SELF PRODUCE)プログラム」では、美のプロフェッショナルが講師となり、社会人として必要なメイクの手順からより魅力的に魅せるためのメイクテクニック、各個人に合ったパーソナルカラー診断やメイク以外にも良い印象を与えるためのコツなどを学ぶことができます。総合的なテクニックと知見を得たいのであれば「第一印象アップコース」が、メイクに加えて根本的な部分からより良い印象を与えていきたいというのであれば「信頼感を高めるコース」がおすすめです。
その他にもビジネスに役立つさまざまなコースを用意しており、研修内容も要望に応じてカスタマイズすることもできますので、まずは一度コースの内容をご確認のうえ、お気軽にお問い合わせください。
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メイク初心者ほど基本を大事に!
社会人にとってのメイクは、ビジネスマナーのひとつであることに加え、好印象を与えるための大切な要素です。特にメイクを始めたばかりの初心者の方ほど、清潔感のあるナチュラルメイクという基本をしっかりと押さえることが重要になります。
もし、メイクに不安を感じたり、もっと本格的に学びたいと感じたときには、資生堂の「ビューティ&セルフプロデュースプログラム」をご活用ください。プロの視点からメイクの基礎や応用を学ぶことで、自信を持って自分らしいメイクを楽しめるようになるはずです。