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接客業は見た目にどこまで気を遣えばOK?化粧をしないデメリットと第一印象を高めるメイクのコツ

接客業は見た目にどこまで気を遣えばOK?化粧をしないデメリットと第一印象を高めるメイクのコツ

目次

  1. 接客業ではどれくらい見た目が重要?
  2. 接客業では化粧するのがマナー?化粧をしない場合のデメリット
  3. 見た目の第一印象を良くするポイント
  4. 接客業向けのメイクのコツ
  5. トータルで接客レベルを上げられる資生堂の研修コース
  6. 見た目だけではなく所作や話し方にも気を配るのが外見を磨くこと

接客業ではどれくらい見た目が重要?

接客業ではどれくらい見た目が重要?

接客業では見た目が重要であるとされていますが、その理由としては会話からコミュニケーションが始まるのではなく、出会った際の第一印象による非言語のコミュニケーションからお客さまとの関わりが始まるためだと考えられます。見た目による影響がどれくらいあるのかというと、心理学における「メラビアンの法則」では、言語情報7%・聴覚情報38%・視覚情報55%と、相手に与える情報として視覚情報が占める割合は非常に高くなっています。

ただし、「メラビアンの法則」は誤って用いられることが多く、見た目をきちんとしていれば話すのが苦手でも良い印象を与えられるということではありません。コミュニケーションを取る際に、言葉の内容と声や見た目にズレがあったとき、人はどの情報から相手の様子を読み取っていくのかについて、それぞれの情報が与える影響の割合を示しているのがメラビアンの法則です。

つまり、言語情報・聴覚情報・視覚情報それぞれが与える情報にズレがなく、その中でも影響を与える割合の高い視覚情報に対して、見た目を整えておくと効果的なコミュニケーションを取ることができるため、第一印象において見た目が重要であると理解しておきましょう。

「接客が上手い」とされている方の特徴としても、例えば清潔感があったり、所作がていねいで美しいことが多いでしょう。それに加えて話し方や声のトーンにも気を配ることで、コミュニケーションが全体で高い水準になるために「上手い」という評価につながっているものと思われます。

接客業では化粧するのがマナー?化粧をしない場合のデメリット

接客業では化粧するのがマナー?化粧をしない場合のデメリット

飲食業などでは化粧品の匂いもあるため、メイクをしない方がお客さまに迷惑をかけないのではないかと考える方もいるかもしれません。ただ、ビジネスシーンにおいてはメイクも身だしなみのひとつであり、メイクをしないでいると清潔感や配慮に欠けるという印象を持たれることがあるでしょう。

しかし、濃すぎるメイクはお客さまの印象を悪くしてしまうこともあります。そのため、接客業に限らずビジネスの場においてはナチュラルなメイクを心がけましょう。

先にも述べた通り、メイクで見た目を整えておくことが良質なコミュニケーションにつながることもあります。ビジネスシーンにおいて特に接客業では、ノーメイクだとだらしないなどの悪い印象を与えるデメリットの方が大きいため、身だしなみに関するマナーとしてメイクするように心がけましょう。

見た目の第一印象を良くするポイント

見た目の第一印象を良くするポイント

第一印象を良くすることで、よりお客さまからの評価も上がり、ワンランク上のサービスを提供できるようになります。そのためにチェックしていきたいポイントについて、紹介します。

明るい表情と声のトーンを意識する

会話をするときは目と目を合わせて行うことが多いため、特に「笑顔」は相手に良い印象を与えられる表情です。ただ笑顔を作るのではなく、自然体の笑顔でいることが大切です。口角を上げ、目尻を下げるように意識して柔らかな笑顔を作れていると好印象につながります。

そして、話し方についても、相手が聞き取りやすいスピードかつ表情に合った明るさの声のトーンで話せると、見た目の印象もより良くなっていきます。またていねいな言葉遣いは信頼感や安心感を高められることから、言葉遣いも意識できるとより効果的です。

清潔感のあるスマートな服装を心がける

服装も見た目の印象に関わる要素であり、基本的にシミや汚れ、シワのない清潔感のある服装を心がけましょう。

色遣いについては業種や職種によって適切なものが異なるため、応じた服装をすることになりますが、制服などのサイズが合っていないとだらしない印象につながってしまうので、身体に合ったサイズを選びましょう。適切なサイズで清潔感のあるスマートな服装であることも、第一印象の良さにつながります。

正しい姿勢やていねいな仕草でイメージアップ

姿勢や所作、仕草も見た目の印象に大切な要素です。いくら美しい服装や笑顔ができても、姿勢がだらしなかったり所作が雑だったりすると、結果的に印象がマイナスとなってしまうこともあるでしょう。

まず姿勢は、腰骨・肩・耳たぶまでのラインが一直線になるように整えます。そして、人からどのように見られているのかを意識しておくと、自然と所作や仕草もていねいなものになっていきます。

慣れるまで最初のうちは少し緊張した様子になってしまうかもしれませんが、これが基本となるように日々意識していきましょう。

接客業向けのメイクのコツ

接客業向けのメイクのコツ

先ほど、ナチュラルメイクがビジネスにおける基本とお伝えしましたが、いくつかある種類の接客業でより美しく見せるためのメイクのコツを紹介していきます。職場によっては異なる部分もあると思われますが、押さえておくと良いポイントとなりますので、参考にしてみてください。

飲食業などはナチュラルなメイクで清潔感を重視

飲食業など食品関係の接客業では清潔感が重視されるため、濃いメイクは控えたほうが良いでしょう。ベースメイクは厚塗りにならないよう清潔感のある仕上がりに、ポイントメイクは派手になりすぎないように心がけましょう。

また、ラメやグリッターが多く含まれている化粧品は食品に落ちることも考えられるため、衛生面においても注意が必要です。

飲食業においては、ファンデーションは薄づきに、気になる部分はコンシーラーでカバーするなど、なるべく全体的にナチュラルでシンプルなメイクを心がけましょう。

ホテルやパーティーのスタッフなどはエレガントさを醸し出す

華やかな場であるパーティースタッフ、または日常とは異なる空間を演出するホテルのコンシェルジュなどでは、シンプルながらも要所要所にエレガントな印象を与えられるメイクが合います。例えば、女性の場合は粒子の細かいラメ入りのアイシャドウを軽くなじませて目もとに上品さを加えたり、男性は整髪料で整った髪型にすると良いでしょう。

注意点として、お客さまとの距離が近いことから香水や整髪料をつける際には香りが強すぎないものを選ぶようにしましょう。また、ネイルについて、荷物の受け渡しなどで手もとが見える機会も多いため、ネイルカラーの有無は職場の環境に合わせて選ぶことが大切です。

アパレルなどは華やかで魅せるイメージを

アパレルや美容業界などは自分自身が華やかな印象であることで、お客さまから魅力的に映り、イメージもしやすくなることから、購買の後押しになることもあります。そのため、ナチュラル過ぎるメイクよりは多少華やかでおしゃれなイメージを与えられるメイクの方が効果的かもしれません。

服装に合わせてその年にトレンドとなっているメイクを取り入れたり、ブランドのイメージに合うようにリップやチークの色を調整したりと、メイクも合わせたトータルコーディネートで華やかさを演出しましょう。

トータルで接客レベルを上げられる資生堂の研修コース

トータルで接客レベルを上げられる資生堂の研修コース

接客と美のスペシャリストが講師を務める資生堂の「ビューティ&セルフプロデュース(BEAUTY &SELF PRODUCE)プログラム」では、接客・接遇に特化した独自の研修を行っています。「第一印象アップコース」ではお客さまに好印象を与えるポイントを見た目・コミュニケーションの両方から学ぶことができ、「信頼感を与えるコース」では、見た目の印象から信頼感を抱いてもらえるよう、スキンケアやメイク、所作のテクニックなどを学べます。

ほかにも、接客業でのキャリアアップに応じて、今度は社内に向けても見た目を磨いてリーダーシップを発揮するための研修「魅了するリーダーシップコース」などもありますため、よりレベルアップしていきたいというときにはご活用いただけます。

職種・業種によりマッチした研修コースにカスタマイズすることもできますので、気になった方は一度ご相談ください。

見た目だけではなく所作や話し方にも気を配るのが外見を磨くこと

見た目は接客業において重要なものではあるものの、それはただ身だしなみを美しく整えることだけではなく、所作や話し方もていねいにすることでより磨かれるものです。また、ビジネスシーンにおいては清潔感が重視されるため、全体でその印象を持ってもらえるように心がける必要があります。

資生堂の研修は、これまで培ってきた接客・接遇のノウハウを最大限活かしたものになっています。
接客のプロを目指す・社内全体の接客レベルを上げるという際には有効なカリキュラムとなっておりますので、ぜひご活用ください。