資生堂アートハウス2024展覧会 前期展
『春の絵画と工芸 -詩歌と共に-』
『工藝を我らにセレクション2024 -春から夏へ-』
『マン・レイ展 -ポートレートを中心に-』
2024年3月1日(金)— 6月1日(土)
資生堂アートハウスでは、2024年の開館期間を前期と後期に分け、当館の収蔵品を多岐にわたってご紹介する展覧会を開催しました。
前期展のメインとなるのは、日本画、洋画、現代美術と多分野の工芸品を取り合わせた「春の絵画と工芸 -詩歌と共に-」。初春から晩春の事物に題材を採った美術品に、春を詠った国内外の詩歌を取り合わせて紹介し、古(いにしえ)より文学と密接に寄り添ってきたわが国の芸術の伝統を現代に再現しました。出品作家は具象絵画の13名 のうち文化勲章受章者が9名、また工芸では、9名全員が人間国宝(重要無形文化財保持者)で、小規模ながらも密度の高い構成となりました。
この他には、2015年から2023年にかけて当館で開催された「工藝を我らに」から作品を選りすぐって再構築した「工藝を我らに セレクション2024-春から夏へ-」。さらに、写真を中心にさまざまな芸術活動を繰り広げたマン・レイ(Man Ray/1890-1976)の貴重なオリジナルプリントを含むポートレートとオブジェを展示する「マン・レイ展 -ポートレートを中心に-」を開催しました。