美容情報
「おしゃれなひととき」
2020年
冬・第133号

季節からの贈り物

季節の風物詩を通して、日本の豊かな四季折々(しきおりおり)の彩り、ハーモニーを感じてもらう「季節からの贈り物」のコーナーです。風景は自然界の調和が織りなす芸術作品。あなたの装いにも季節の彩りを取り入れてみませんか。
瞳コンシャスカラーアナリストの湯浅智子(ゆあさともこ)さんによる語りと、本間修治(ほんましゅうじ)さんによる音楽でお届けします。今回のテーマは「待雪草(まつゆきそう)」。冬の情感をお楽しみください。

『待雪草(まつゆきそう)』

冬の終わりから早春にかけて咲く純白の小さな 小さなお花「待雪草(まつゆきそう)」
緑色の細長い茎のてっぺんにちょこんと白い花を付け小首をかしげるように咲く可愛らしい姿は、小さな妖精達のランプシェードのように見えます。

待雪草(まつゆきそう)はヨーロッパに広く自生していました。
待雪草(まつゆきそう)は雪の中でも白い小さな花頭(かとう)を下にむけて、暖かな春の到来を待ちます。
英語名の「スノードロップ」は16世紀から17世紀にかけて人気のあった「雫の形」をした白い真珠のイヤリングに由来しています。
スコットランド地方では「新年が明ける前に咲いている待雪草(まつゆきそう)を見つけることができれば、翌年には幸運が訪れる」という言い伝えのある縁起の良いお花です。

待雪草(まつゆきそう)の花弁の色は純白。
背丈は15センチから20センチほどの多年草です。
それぞれ3枚ずつの外側の長い花弁と内側の短い花弁を持っています。
陽の光が当たリ始めると、静かに花弁が開き小さな緑色の斑点をのぞかせます。
陽が傾いた夕方には花弁を閉じ、夜の間、昼間に吸収した温かい空気を外に逃さないように温存しています。
そうすることで寒く冷たい大気の中でも可憐な花を咲かせることが出来るのです。

待雪草(まつゆきそう)の清らかな白を冬のファッションに取り入れてみましょう。
冬の装いはコートなど広い面積の装いにダークな色を使いがちです。
白は、雪のイメージから体感的にも肌寒く感じられる色ですが、色の中でも最も明るさのある色なので見ためがぐんと明るくなります。

例えば、白いウールの編み込みセーターやロングスカート、白のツイードジャケットやファー付きのムートンのコートなどを着こなしてみましょう。
冬の景色に雪が際立つようにあなたの白が美しく輝くことと思います。
そして白の装いを引き立てるために、待雪草(まつゆきそう)の茎のようなあざやかな緑を取り入れてみましょう。
グリーンのバッグやアクセサリーなどワンポイントに取りいれると素敵です。
茎のようにすっとしたグリーンのストールは縦のラインを作ってくれるのでスッキリした印象のコーディネートに仕上がります。

アクセサリーとして、ティアドロップやランプシェードなど待雪草(まつゆきそう)の可愛らしいフォルムをピアスやネックレス、ブレスレットのチャームなどに取り入れるのもいいですね。
動くたびに揺れるデザインモチーフは、着けていると歩くのが楽しくなります。

待雪草(まつゆきそう)が咲く銀世界の空気のように透明感のあるこの季節。
まっ白なコーディネートで繰り出す冬の街にファッションの雪の華を咲かせてみましょう。

そんな「おしゃれなひととき」過ごしてみませんか?