美容情報
「おしゃれなひととき」
2020年
夏・第131号

季節と肌

「夏の紫外線は、いつでもどこでも油断大敵!UVケアを毎朝のルーティンに」

次は、「季節と肌」のコーナーです。

梅雨明けとともに、一気に強い日差しが降り注ぎ、気温も湿度も急上昇。そんな変化の大きい日本の夏の中で、健やかで美しい肌を保つためには、いくつかのポイントがあります。

最も重要なのが、紫外線対策です。真夏の晴れた日の外出には、皆さん日焼け止めや帽子など紫外線対策に気を配ることと思いますが、雨や曇りの日はちょっと油断してしまいがちです。また、家や車の中にいるときには紫外線対策はしていない、という人もいるかと思います。でも、紫外線の強さと量は7月にピークを迎え、曇りの日やガラス越しでも、油断は禁物なのです。

私たちの肌に影響を与える紫外線には、UVAとUVBの2種類があります。屋外での日焼けの主な原因になるのは、UVB。たくさん浴びてしまうと、すぐ肌に赤く炎症を起こしてメラニンをつくらせ、シミやそばかすの原因にもなります。一方UVAは、浴びてもすぐに変化はありませんが、浴び続けていると肌はゆっくりと黒くなり、弾力を失ってシワやたるみにもつながります。また、肌のターンオーバーが乱れて余分な角層がたまり、肌のごわつきにもつながります。このUVAは、波長が長いので、雲やガラスなども透過して、肌の奥まで到達してしまうのです。

また、UVAは、朝7時頃から増え始めて午後の遅い時間まで降り注いでいるので、早朝や夕方のお出かけでも油断しないことが大切です。一方、UVBは朝9時を過ぎるころから急激に増え始め、お昼前後にピークになります。ピークはUVAと比べると短いですが、この時間帯には、ちょっとした外出や洗濯物を干すなどの短時間でも、うっかり日焼けをしがちです。

気づかないうちに肌の紫外線ダメージが進んでいたということを防ぐためには、きちんと日焼け止めを塗るなどの紫外線ケアをすることが大切です。ついうっかり忘れがち、という人は、朝のスキンケアの最後にUVカット効果のある乳液や化粧下地を使うなど、毎朝のルーティンに組み込んでしまうのがおすすめです。

夏は、海やプールなど水辺に出かけることも多くなると思います。紫外線は水面で反射されやすいので、帽子や日傘では防げない下からの反射にも十分注意してください。日焼け止めはムラや塗り残しのないように丁寧に塗りましょう。髪の生え際や耳、首の後ろなどは、塗り残しやすいので気をつけましょう。また、汗をかいたり、水に濡れてタオルで拭いたときなどは、こまめに塗り直すことも大切です。

紫外線の他に気をつけたいのは、高い気温による皮脂や汗。化粧崩れやベタついて不快なだけでなく、過剰な皮脂をそのままにしておくと、肌に負担をかけます。汗や皮脂は清潔なハンカチでこまめに拭き取りましょう。また、皮脂吸着パウダー配合の化粧品などを選んで、日中の皮脂対策をするのもおすすめです。

さらに、要注意なのが、冷房などによる乾燥です。日本の夏は気温も湿度も高いため、汗や皮脂の分泌が増えて肌はうるおっているように感じます。でも実は、冷房の効いた室内は、真冬並みの低湿度になっていることも少なくないため、気づかないうちに肌からは水分が奪われています。ベタつくからと何度も顔を洗ったりすると、もっと乾燥が進んで、肌のバリア機能低下にもつながります。

お手入れのポイントは、「保湿」。洗顔後に化粧水と乳液でのお手入れはもちろん、今は一つで高機能なオールインワンタイプの保湿アイテムもあります。ベタつきを強く感じるときは、肌の水分と皮脂のバランスが崩れて「隠れ乾燥」が進んでいることも多いので、夜のスキンケアを充実させて肌にたっぷりのうるおいを与えてあげるとよいですね。紫外線ダメージを受けた肌にも、保湿ケアは大切。暑さに負けずに毎日のお手入れをしっかりして、健やかな肌を保ちましょう。