美容情報
「おしゃれなひととき」
2019年
春・第126号

Beauty Pick Up! -2019年春夏トレンド情報

「カラー・テクスチャーのバリエイションとコントラストで魅せる!」

次は、「Beauty Pick Up!」のコーナーです。この春注目したいトレンド情報やおすすめアイテムなど、7つの情報をご紹介します。

まずは、2019年春夏のファッションとヘア・メイクの最新トレンド情報です。ニューヨーク・ミラノ・パリでのデザイナーズコレクションから、今年の春夏に向けたトレンドをご紹介します。
今季、大きく浮かび上がったのは、現実逃避的なムード。デザイナー達は、先行きの見通せない現実と折り合いをつけつつ、それぞれの視点からポジティブで強い女性像を提案しています。
「ここではないどこかへ行ってしまいたい」という逃避願望が裏打ちされているのでしょう、多くのブランドがテーマとして取り上げたのは「旅」。それも砂埃舞う砂漠地帯への旅が不思議と多かったことが特徴的です。厳しい環境の中でも強く生きる女性像、そして遊牧民のようなボヘミアンスタイルが目を引きました。一方、現実逃避的なムードは、自分なりの「理想郷」、ユートピアをテーマに掲げることへも繋がっていきます。きれいな色使い、ふわふわしたフェザー、キラキラのラメ、スパンコールといったディテールなど、誰が見ても心が浮き立つような美しさが表現されました。
カラーのトレンドでは、1年前の2018年春夏に大きく広がったパステルカラーが継続しています。ただし今季は、あえて濁らせたようなダスティパステルが新しく登場。さらに、従来のパステルカラーは黒と組み合わせ、ピリッとスパイスを利かせることで新しさを打ち出しています。また、ここ数シーズン、着用すると気持ちが上がるようなきれいな色が中心でしたが、今季はエネルギッシュなオレンジや明るいイエローが豊富に取り揃いました。一方、実は黒も注目のカラーです。春夏シーズンに上下ともに黒というのは重くなりがちなので通常は敬遠されるところですが、今季は素材感やディテールで軽やかさを出しながらも全身黒というスタイルが多く見られました。
素材で注目なのは、濡れたような光沢感のシルクサテンや、ヤシの葉を加工した高級天然素材のラフィア、キャンディの包み紙のような光沢感とくしゃくしゃとした質感の素材など。いずれも見た目にわかりやすい素材感が特徴的でした。
メイクアップについては、昨年秋冬のような極端な表現が減少し、全体的に洗練された印象へと変化しています。肌づくりや眉などが適度に整えられ、チークを感じる仕上がりが多く見られました。チークのカラーはアプリコットが多く、ほかにオレンジやベージュなど黄味寄りの色が大半でした。アイラインは強さを演出しながらも繊細な仕上がりが多く、カラフルなアイカラーは、昨年秋冬の鮮やかなトーンから少しソフトな印象にシフトしています。
ヘアについては、昨年秋冬から大きなトレンドの変化は見られませんでした。モデルの個性に合わせた、さまざまなヘアスタイルに仕上げる傾向が続いています。全体的には、すっきりと顔を出し、意志を感じるポジティブなムードのスタイルが主流で、ほかには、くせ毛風のウェーブやカーリーヘアを無造作に仕上げたスタイルも多く見られました。

以上のコレクショントレンドに加えて、資生堂では、国内女性雑誌やSNSの傾向、街頭調査などからヘア・メイクの傾向を総合的に分析・研究しています。それらの結果を踏まえて資生堂のヘア&メイクアップアーティストが提案する、この春夏のメイクアップとヘアを最後にご紹介します。
この春夏は、「フェミニン」が時代に合わせてアップデートされた「ネオフェミニン」をご提案します。
国内の女性誌・SNSのキーワードは「盛り」です。目もとと口もとの両方にボリュームを持たせたメイクや、さまざまなカラーや質感を組み合わせて自己表現を楽しむ傾向がみられました。街頭調査では、全体的に化粧感がアップし、肌はカバー感のある仕上がりに。またすっきりとした眉、オレンジ系の目もとには繊細なアイライン、はっきりと輪郭をとった口もとなど、洗練度も上がってきています。
メイクは、丁寧につくる肌づくりが今のトレンドです。ポイントメイクは、カラー・テクスチャーのバリエーションとコントラストで今季らしさを表現します。目もとはオレンジ系のアイシャドウを幅広めにのせ、色をしっかりと出しましょう。グリッターやパールの質感のあるものを選ぶと今っぽく仕上がります。大きめのグリッターやパールの質感のあるものもおすすめです。口もとは、輪郭をはっきりと取ってから色をのせるのがおすすめ。始めにファンデーションで輪郭をカバーしておくとラインもきれいに描け、発色も良くなります。
ヘアは肩にかかるかかからないかのミディアムヘアで、自然に外ハネするスタイルが今のトレンドにぴったりです。前髪は目にかからない長さにし、毛流れをきれいに整えることがポイント。前髪を作らずに、顔をすっきりと出しても今シーズンらしい雰囲気になります。またヘアアレンジをする場合、サイドの後れ毛などは作らずに、すっきりと顔を出すのがおすすめです。巻き髪をする場合は、きれいに巻きすぎないことがポイント。ヘアアイロンを使って、内巻きと外巻きをミックスさせ、ランダムな動きが出るように仕上げましょう。
上手にトレンドを取り入れ、あなたらしい春のおしゃれを楽しんでみてください。