およそ14年在籍し、グループで担当する製品ほぼすべての生産に携わる。その過程で製造工程を管理するリーダーに。

中味の充填、仕上げ等を行う生産ライン全体における管理業務を担う。製品と人、双方の質の向上の実現が求められた。

一部署だけでなく、他の複数部署を巻き込みつつ、工場全体の生産性を高めていくとのミッションを与えられる。途中、マネージャー、グループマネージャーへと昇格。

現職。グループマネージャーとして配属。

信頼をベースに「巻き込む力」も発揮して

比較的早い時期から、マネジメントの仕事に携わってきました。私自身には、技術的な知識はありません。そのため、ずっと「自分にできないことは、仲間に協力を仰いで成果を生み出す」姿勢で業務に取り組んできました。ですから、誰がどんな「得意」を持っているかは、しっかり把握するよう努めてきたつもり。加えて、工場のメンバーと強い信頼関係を築くことも心がけてきました。

その結果、私のマネジメントはコミュニケーションを軸としたものになっています。「大変な仕事だけれど、この人に頼まれるとついがんばってしまう」、そう言われるようなマネジメントを実践するのが、私の目指すところです。

感度を磨き、未来のトレンドを読み取る 感度を磨き、未来のトレンドを読み取る

意欲を掻き立て、活動をサポート

マネジメントにおいて、もっとも大切なのは動機付けでしょう。なぜこの仕事が必要か、それがどんな成果を生むのか。それを伝えることで相手のエンジンがかかれば、あとは背中を押すだけでいいのです。明確なゴールが見えれば、人は自ら進んでいけるもの。私はそのサポート役となって並走するのが、自分の役割だと考えています。

また、工場には個人の力だけで達成できる業務はほぼありません。例えば生産機器の設計をしたとしても、それを使用するメリットを現場が納得しなければ導入はむずかしい。何事においてもチームプレイを意識しないと物事が進まないのは工場独自の環境ですが、その環境をよりよく、誰もが働きやすく整えるのもグループマネージャーだと思っています。

チャレンジを恐れず、個性的なメイクを提案 チャレンジを恐れず、個性的なメイクを提案

仕事のうえで大切な3つのこと

仕事を進める際に気遣うべき点は細々ありますが、大切にすべきはわずか3つ。それは、どんな仕事にも本気で向き合う熱い思いを持つこと、人間力を高め、人から信頼されるようになること、競争心を持って目の前にある壁を乗り越えていくことです。これらが揃うと、自然に仕事も楽しくなり、モチベーションも上がっていく。個々が持つ専門性や技能は、このベースに上乗せしていくことで、さらに活きていくのでしょう。

繰り返しになりますが、工場での業務はチームプレイ。ひとりですべてを担う必要はなく、またそれができるはずもありません。そうであればいい意味で周囲を頼り、活用するのが、工場全体のクオリティアップ、働きやすい職場の実現につながるのだと考えています。

ヴラドゥ オアナVrado Oana ヴラドゥ オアナVrado Oana

恩田 賢二Onda Kenji

掛川工場 生産技術職

資生堂のよさは、人を大切にするところにあると思います。「良い品を良い人で」との工場スローガンにもあるように、製品の質と同様、人の質をも高めていくことを目標としているからです。単に理念としてそれを掲げるのは簡単ですが、実働をともない、工場としての在り方そのものに直結させているのは素晴らしい。私の実践するマネジメントのあれこれも、結局はそこに集約されていると感じます。